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風邪のときに葛根湯・・・どのように飲めば効くでしょうか

健康

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風邪を引いたとき漢方薬で有名なのは「葛根湯」ですね。ドラッグストアにドリンク剤タイプや粉薬などいろいろ種類が並んでいます。テレビの情報番組でも西洋医学の先生が万能薬のように紹介していたので、気になりました。本当に風邪を引いたら飲んでみると治るんでしょうか?少し調べてみました。

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漢方の葛根湯・・・有名だけどどんな薬でしょうか

葛根湯は漢方を代表するような7種類の生薬で、できています。葛根・麻黄・桂枝(桂皮)・芍薬・大棗・生姜・甘草の7つで構成されています。

葛根・・吉野葛等、饅頭の原料のくず粉と元は一緒。有効成分はダイジン、ダイゼイン、プエラリンなどマメ科植物に多いイソフラボン系のもの。発汗作用があり、頭痛、肩こり、じんましんなどにも効用あり。

桂枝・・頭痛やのぼせに効果がある。

芍薬、甘草・・胃の痛みや内臓や筋肉の痙攣に効果がある。

麻黄、生姜・・からだを温めて発汗を促し関節痛などの緩和にも有効。

大棗・・ナツメの果実を乾燥させたもの。緩解・強壮・利尿薬などに用いる。

麻黄は特にエフェドリンという成分をふくみ、咳止め、眠気覚ましにも効果がある。

7種類も入っているとは!風邪の漢方と聞くと葛根湯を思い浮かべますが、万能薬扱いされるのもわかりますね。

あ、風邪かな?葛根湯を飲む時期は?効果的な飲み方は?

葛根湯は風邪の初期症状を感じたときに30分以内!に飲むのがベストだそうです。

・ゾクゾクっと寒気がする
・首筋や背中がこる
・頭痛や筋肉の痛みがある

こんな時、葛根湯のドリンク剤か、顆粒を白湯で溶いて飲み、消化の良いおかゆなどを食べて、暖かくして早く寝てしまうこと!

これが1番風邪に効いてくれる葛根湯の飲み方です。

体が温まり、熱がでて、早く治ります。症状の緩和、というよりは、かぜのウイルスにより崩れつつある体のバランスを整えて治す、といった感じで効いていきます。

漢方は食間や空腹時に飲む方が良いと一般的に言われていますが、葛根湯だけは風邪の引き始め、熱が上がる前の方が効果的なのでスピード重視で飲みましょう。

逆に、

・悪寒より発熱がひどい
・のどが痛い
・口が渇き、冷たいものを飲みたがる

このように風邪症状が本格的になってきた場合、あまり効かないことがあります。

元々汗っかきの方、胃腸が弱く、虚弱体質の方も葛根湯では風邪がなおりにくいようです。

豆系、ショウガの成分も入っていますのでこれらのアレルギーがある方もNGです。

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風邪以外に葛根湯が効く症状は何があるの?

漢方薬は元々、その人の舌の色で体質、お悩みの悪い症状を効いて、薬草を選別し、お湯でゆっくり煎じて飲むのが本来の姿です。

風邪には葛根湯が有名ですが、この葛根湯は比較的体力があり胃腸の丈夫な人いわゆる実証タイプの方に使うもので、胃腸が弱くてすぐにおなかをこわすような虚証の人には使いません。

葛根湯でおなかをこわしたことのある方は虚証タイプだと思われるので漢方の専門薬局で薬剤師さんに相談しましょう。

葛根湯は頭痛、腹痛、鼻炎、関節炎、結膜炎、神経痛などにも応用されます。

ホントにちょっと不快な症状に、なんでも効く万能薬みたいなところがありますね。

大事なのは「葛根湯」に限らずいえることですが、別々の症状でもその体質(証)が一緒であれば、処方は同じという漢方の特性からくるものです。

落語のネタで

・頭痛で訪れた患者さんに葛根湯・・・
・腹痛で訪れた患者さんにも葛根湯・・・
・付添いの暇を持て余している人にまで葛根湯・・・
となんでも葛根湯・を処方してしまうお医者さんが登場します。

これは一概にヤブ医者だと決めつけている説と、登場人物が全て実証タイプの人であったのを、医者が見抜いて、葛根湯を処方した・・いわゆる名医であったといわれる説もあるくらいです。

まとめ

風邪の初期症状に効く、万能薬のような葛根湯ですが、お薬にはかわりありません。

胃腸虚弱、体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質などの場合、不快な症状が出ることがあります。

漢方とはいえ、妊婦さんや子供さんには要注意です。

漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しながら上手に利用しましょう。

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