朝起きたら、いきなりくしゃみ3連発、鼻水がダラダラ止まらない。気づけば目もかゆくて黄色い目やにがばっちり!このような症状が特に朝に強く起こることを「モーニングアタック」と言います。
これが2月末から3月に突然起こったら花粉症かもしれません。なってしまった花粉症はいたしかたない・・・緩和する対処法を紹介します。
朝起きたら突然くしゃみと鼻水が止まらない!花粉症の始まり?
私にもありました、この恐ろしいモーニングアタックが!関東地方で仕事を始めた頃、生まれ育った地元とは湿度が少なく乾燥しているなぁーとは思っていたのですが、3月頭にある日突然やってきました、モーニングアタックが。
くしゃみ3連発で目が覚めたんですが、なんだか目が良く開きません。洗面所でなんとか見てみると黄色い目ヤニがばっちり目をふさいでいました・・・。
花粉症のモーニングアタックの原因としてあげられているのが、自律神経の乱れと言われています。昼間の働いている時間帯では交感神経が働いているため、鼻水やくしゃみを押さえることができるけれど、起きてすぐではリラックスしている副交感神経の方が優位なので、ツライ症状をコントロールできないようです。
・朝、起きたら布団の中で良いので手足を動かして軽い体操をしてみる。
・起床時に朝日を浴びられるように部屋のカーテンやブラインドを開けて眠る。
・よく眠れるように夜はしっかり入浴し体を温める。半身浴も有効。
・ストレスが原因になることもあるので、眠る直前のアルコールは禁止。
もし、花粉症の薬がありましたら、市販薬でも寝る前に飲んでみれば朝、モーニングアタックはかなり改善できると思います。花粉症の薬は眠くなったり頭がぼーっとするようなことがありますが、就寝前なら問題ありません。
マスクをして眠るという対処法もありますが、鼻が詰まってくるので口呼吸になり、いつの間にかマスクは外しているなんてことは往々にありますのでおすすめできません。
朝の花粉症は寝室の空気清浄が大事 掃除や湿度の状態をきちんと
まずは寝室の環境も大事です。実は室内では外から衣類などで入ってきた花粉は床に落ちています。ぬれぞうきんの拭き掃除で花粉を追い払いましょう。昼間人がいない場合は帰宅したらすぐに寝室の床掃除は効果的です。
昼間に寝室を掃除する場合はむやみに窓を開けない方が有効です。一日の中で一番花粉が飛ぶのは12時~15時くらいの日中と、日没直後です。その時間帯を避けて、朝か夜に掃除をした方が良いでしょう。換気は花粉の時期は換気扇や空気清浄機を利用しましょう。
花粉は水分を含むと重くなり飛散しにくいです。加湿器で寝室を50%~55%に保っておきましょう.。鼻水やくしゃみが酷いときは鼻の中で炎症がおき、粘膜の機能が衰えているので水分補給は重要です。
湿度を高く保つことはインフルエンザウイルスの撃退にも効果があります。
花粉対策で空気清浄機を設置する場合はまずはホコリや花粉が落ちてくる下の方におきます。花粉の入り口となる、窓際、あるいはドア等の出入り口の方向に置くと良いでしょう。
春以外にもモーニングアタック発生!それは花粉症じゃないかも
春じゃないし、熱も出ていない・・・それでも突然モーニングアタックの症状、くしゃみ鼻水が出る・・・(もしかすると朝ではないかもしれませんが)その場合はアレルギー性鼻炎かもしれません。
花粉症もアレルギー性鼻炎の一種ですが季節性アレルギー性鼻炎と呼ばれています。春のスギ花粉が有名ですが、秋のブタクサ、ヨモギなどでも花粉症は発症します。
・掃除があまり好きではなく、部屋にホコリが積もっていませんか?
・室内で猫や犬を飼っていませんか?インコやカナリアなど鳥類も同様です。
・冬は羽布団で寝ていませんか?
これらの方はハウスダストからくる、カビ、ペットの毛や羽をアレルゲン(アレルギーの原因になる物質)とした、通年性アレルギー性鼻炎の可能性があります。
通年性アレルギー性鼻炎は冬に症状が多く出ます。暖房で部屋を閉め切るためにハウスダストが舞い上がり、乾燥するので鼻の症状が悪化します。外気との気温の寒暖が激しいのも原因です。
他のアレルゲンとして、キノコの胞子やそば粉もあります。
アレルギー性鼻炎からひいてはぜんそくやアトピー皮膚炎にまで発展することもあるので恐ろしい病気です。
このような方は耳鼻科に行って自分のアレルゲンを調べてもらいましょう。
あとがき
花粉症、アレルギー性鼻炎はなってしまったら治らない・・体質改善が重要と言われていますが、対処方法はいろいろあります。
まずは寝室のお掃除からしっかり始めてつらい症状を緩和できるよう努力しましょう。
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