温かい季節になって引っ越しなども多くなる時期になると、小さな虫を見つけることはないですか?細かい点がもぞもぞと動き出すと、ちょっとぞっとしますね。
どこの家にもいるという体長1mmくらいの小さな虫「チャタテムシ」直接的な害は少ないらしいのですが、見つけると気持ち悪いものです。あー、またいた、どうしようかと思ってしまいます。
チャタテムシの害や駆除方法についていろいろ調べてみました。
チャタテムシの害とは カビから、チャタテムシから、ツノダニへ
小さい茶色い虫「チャタテムシ」まずは、お米や開封してあるそうめんなどに1mmくらいの小さな虫がうごめいていたらチャタテムシです。
毒があるわけではないですが、まずは気持ち悪くてお米やそうめんを食べる気になりません。
チャタテムシの大好きなエサは「カビ」なんです。しめったホコリくさいところにカビは生えてきますね。それを食べにチャタテムシがたくさん発生してしまいます。
そしてチャタテムシをエサにしているのは「ツノダニ」です。
ツノダニは人間をさしますし、さされると赤くなって相当かゆいです。
また、ダニを吸い込んでしまうことで肺をいためて、肺炎になってしまうこともあります。
チャタテムシの死骸もアレルギーの元になると言われています。チャタテムシは秋には多くが寒さのために死んでしまいますが、その粒子がアレルギー性ぜんそくの引き金になってしまうと言われています。
暑い時期にはダニのえさになってしまい、寒い時期には死骸がアレルギーぜんそくの元になるという恐ろしい「チャタテムシ」なんとか駆除して関わりたくないですね。
チャタテムシがいる意外な場所は・・・本のホコリが大好き!
チャタテムシは本棚にずーっとおいてある、本が大好きです。本の上ほうのホコリの中にチャタテムシはいることが多いです。「本シラミ」という別名もあるほどです。
あとはホコリがたまりやすい、じゅうたんの上、冬でも室内の結露している窓際などにもチャタテムシがいるようです。
同時にエサとなるカビが生えやすいところ、台所の戸棚、お風呂、押し入れなどにもチャタテムシが増えていることでしょう。
新聞紙を集めている袋の中や段ボールが集めていある場所にもチャタテムシがいるかもしれません。
チャタテムシはホコリと湿気が大好き!掃除をしていないほこりっぽい所は要注意です。
忘れがちなチャタテムシが大発生する場所ですが、子どもが夏休みにつくる昆虫標本にチャタテムシがびっしり!なんてことがあるそうです。捕まえたクワガタやカブトムシが引き出しに入りっぱなし・・・とかも気をつけましょう。
チャタテムシの駆除方法は 除湿と掃除、アルコール消毒も
チャタテムシが大発生する前にまずはエサのカビの発生を防ぐことを考えましょう。
梅雨時を前に部屋の掃除、乾燥、除湿は大事な対策です。
本棚の上にホコリをためないようにマメに掃除をする、じゅうたんは丁寧に立てに横に掃除機をかけてホコリをとりましょう。
除湿器などで乾燥する際は扇風機なども併用して部屋の中の通気をよくするようにすると効果的です。
押し入れなどに雑誌や新聞紙を大量に長期間ためてあるのはNGです。チャタテムシの死骸が体に入らないようマスクと手袋をして処分しましょう。
チャタテムシを直接、掃除機で吸うのはNGです。小さい虫なの通気口からでていってしまいます。コロコロなどの粘着テープでとってしまい、その後はエタノール等のアルコールをつけた布で拭いておきましょう。
キッチン以外の場所でしたら、バルサン等の燻煙殺虫剤も効果的です。チャタテムシは2週間くらいでまた出てくるかもしれないので、そのくらいでもう一度使うと良いでしょう。
何しろチャタテムシ対策には「通風」、「乾燥」、「掃除」が肝心です。
まとめ
とってもとっても出てくるチャタテムシ・・・。手に負えないほど大発生してしまったチャタテムシ駆除は、害虫駆除業者等のプロへの相談・依頼をおすすめします。
そうすることで家自体の湿気対策やカビ対策など抜本的な問題がわかるかもしれません。
少しでもチャタテムシを見つけたら早めに駆除して気持ちよく過ごしたいものですね。
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