この前テレビの情報番組で「オレンジやレモンにクローブというスパイスを刺すとポマンダーという香り玉が作れます。」というなんだか楽しそうな話を聞きました。
クローブをレモンに刺すだけなんて簡単そうなので、クローブとレモンを買ってきて早速作ってみることに。
だけど作り方が良くなかったのか失敗してしまいました。
でも、あきらめきれず、もう一度チャレンジ。
一回目の失敗を元に今度はちゃんと材料や作り方も調べて見直したものを紹介します。
あなたも是非ポマンダーを作ってみてください。
ポマンダーの作り方
フルーツのポマンダーはレモンやオレンジなどの果物に抗菌効果の高いクローブを全体に差し込みます。
そのあとシナモンなどの粉末状のスパイスをまぶして乾燥させて作ります。
レモン2~3個なら、クローブを刺してシナモンをまぶすまで、1時間くらいで下準備はOK。
シナモン粉末を一晩くらいなじませてから、ポマンダーをネットに入れて3週間くらいつるして乾燥すればできあがり。
クローブの香りはシナモンの匂いを強烈にしたような感じがします。
この香り成分は「オイゲノール」と呼ばれて、ハエや蚊、特にゴキブリが大嫌いな匂いで虫除け効果もあります。
実は初めてレモンでポマンダーを作った時はカビが生えて失敗しました。
レモン1個にクローブ一瓶では量が足らなくて、クローブがさせなかったお尻のところが緑色にカビがはえたのです。
その頃は粉のスパイスがポマンダ-作りに必要だというのも知りませんでした。
ただ不思議なことに、クローブが刺さっている所は全然カビていません。この初代ポマンダーは今では玄関先でにおい消しに使っています。
今度はちゃんとポマンダーを作りたいと思い、材料と作り方をおさらいしてみました。
レモンポマンダーを早速作ってみよう
8月8日
それでは早速、レモンでポマンダーを作ってみましょう。
フルーツポマンダーはオレンジが定番なのですが、私は今回はレモンとライムで挑戦することにしました。
理由は真夏なので、大きなオレンジは水分が多くてカビで失敗する可能性が高いのではと考えました。
ポマンダーを作るシーズンは自然乾燥があるので10月や11月がベストだそうです。クリスマスの飾りにも間に合いますし。
しかし、小バエやゴキブリが一番多いのは6月から8月の夏のシーズンです。クローブと生のレモンの香りで害虫くんたちには是非うちから出て行って欲しいです。
まずは材料からみていきましょう。
材料、道具を準備する
材料の用意
- クローブホール100g
- レモン2個、ライム1個
- シナモン、オールスパイスなどの粉末スパイス
シナモンをメインに、オールスパイス、カルダモンなどブレンドがおすすめ。
クローブのホールは100gくらいで良いのでお取り寄せしましょう。ネットでは送料込み、1,500円前後で販売しています。
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レモンなどの生の果実は腐りやすいものです。
クローブだけでも抗菌効果はあるのですが、フルーツポマンダーはシナモンなどのスパイスの粉も使用します。
市販の瓶タイプのスパイスより使いやすいシナモンの粉末はこちらをどうぞ。
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準備しておきたい道具
- 竹串
- マスキングテープ(今回は5mm幅)
- 排水溝ネット
- 陶器の小皿
- キッチンスケール
クローブはレモン1個あたり約10g程度は必要です。3個作るので30g計って皿にあけて広げておきます。
くぎの頭にあたる、つぼみがかけているクローブはポマンダーには使えませんので多めに準備します。
マスキングテープをレモンに貼る
5mm幅くらいのマスキングテープをクロスして貼ります。これは後でリボンをかけるためなので、リボンの幅を考えてマスキングテープを選びます。
マスキングテープに沿って、クローブを埋めていきます。
竹串で穴を刺しクローブを埋める
竹串で4mm間隔に穴を開けて、クローブを埋めていきます。クローブとレモンの香りが合わさってすごい匂いが広がります。
この香りが苦手な方もいますので、作業をするときは家族に一声かけた方が良いかもしれません。
最初は1個竹串で穴を開けてから、クローブを埋めていましたが、一列に穴を開けてからクローブを刺した方が効率が良さそうです。
裁縫道具の針山みたいでかわいらしいですね。クローブを植えるのは手芸感覚で楽しいです。お子様と一緒にやってみてはいかがでしょうか。
フレッシュフルーツに串を刺すので水分が出てきます。ティッシュなどで水気を拭いて、マスキングテープを剥がします。
シナモンの粉をまぶす
シナモン小さじ3、オールスパイス小さじ1くらいを小皿に合わせておきます。
小さめのポリ袋にクローブが刺さったレモンを1個ずつ入れます。
1個のレモンに合わせたスパイスを小さじ1程度振りかけてなじませます。
小皿に別々において一晩くらい置いておきます。始め、紙袋にレモンを入れてスパイスを入れましたが、パラパラ広がるだけでした。ポリ袋でスパイスをなじませた方がうまくつくようです。
ネット袋に入れてつるして乾燥
しっかりシナモンがレモンの皮になじみました。余計な粉は竹串などで少し落とします。
レモン1個とライムは排水溝ネットにいれて、キッチンの奥のパントリー上からつるしました。
もう一個のレモンは紙に包んで陶器の容器に入れて乾燥させます。こうしておくと、小バエが出たところにすぐに持って行けます。こちらはカビに気をつけて毎日上下をひっくり返して様子をみます。
このまま、水分が抜けていけばレモンポマンダーの完成です。
早ければ3週間、大きなオレンジだと3ヶ月くらい乾燥に時間がかかるそうです。
ポマンダー作りの注意点はこちら
- 白い洋服は粉のスパイスで汚れやすいので注意。
- 子供がいたずらしないように手が届かない場所につるす。
- 粉のスパイスが落ちるので風で揺れる場所や畳の上は避ける。
- ポマンダーがつるせない場合は陶器の小皿などに入れて乾燥。
ポマンダーの香りは生のレモン果汁とクローブ、シナモンのスパイスが合わさっているので、作りたてが一番強い感じがします。乾燥中に小バエやゴキブリが出て行ってくれるでしょう。
ポマンダーを飾り付けして仕上げよう
11月3日
ポマンダーが乾燥して、できあがりましたら、リボンで飾り付けしましょう。
9月の頭にはリボンを買ってきて仕上げようと思っていたのですが、なんやかんやと時間が経ってしまいました。
レモンのポマンダーたちはカビも生えず、ほどよく乾燥してうまくできたようです。
クリスマスを意識して、赤や緑のリボン、1mの長さを5~6本用意しました。
長いリボンは必要ないので手芸店などで探してみてはいかがでしょうか。
クリスマスリボンでかわいらしく結ぼう
陶器で乾燥させたリボンポマンダー、だいぶ縮んで小さくなりました。鼻をよせるとクローブの良い香りがします。
1mの長さのリボン、半分のところにポマンダーをおいて、クロスさせます。
マスキングテープの所にしっかりクロスして結びましょう。
作業するところは、スパイスで汚れますので、新聞紙などを敷いた方が良いです。
ポマンダーはどこに使うと効果的か
リボンを結んで、レモンポマンダーが3個できあがりました。このままクリスマスツリーの飾りにも使えそうです。
しばらくはキッチン周りにつるして虫除け対策にしたいと思います。これは換気扇に磁石のフックをつけてつるしました。
パントリー(食料庫)の棚には画鋲をさしてつるしてあります。ゴキブリ対策になるかな?
陶器の入れ物に入れて、玄関や靴棚におけば良いにおい消しになります。
抗菌作用のあるクローブがたくさん刺さっていてしっかり自然乾燥させてあるので、10年くらい腐らないフルーツポマンダーもあるようです。
まとめ
レモンのポマンダーの作り方についてご紹介しました。
ポマンダー作りは材料さえそろえばすぐに作れますので簡単で楽しいです。
乾燥してできあがるまでも芳香をはなち、良い気分になれます。
クローブやシナモンの香りがお好きなら・・虫除け、におい対策、クリスマスのプレゼントにポマンダーはおすすめですよ。
ではもう一度材料をおさらいしてみましょう。
- クローブホール100g
- レモン2個、ライム1個
- シナモン、オールスパイスなどの粉末スパイス
これだけの材料でポマンダーは簡単にできるので、あなたもぜひ挑戦してみてください。
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