お正月になると大人の頭を悩ますのがお年玉です。少子化で子供が少なくなり、家族や親戚の愛情が小さい子供に集中しがちですが、甘やかすのも考えものです。
特に甥っ子、姪っ子がいるかたは、何歳からどのくらいあげるのが良いのか悩むところだと思います。親戚のお子さんへお年玉はどうすれば良いか調べてみました。
お年玉の由来はどこから?どういう意味があるんでしょう
物心ついたときから、私自身も当たり前のようにお金もらっていたのがお年玉です。お正月の子供のいちばん楽しみなことなんですが、どういうことからはじまったのでしょうか。
今の年齢の数え方は誕生日が来たときに満年齢と数えますが、昔は「数え年」といい、毎年お正月が来る度にみんなが一つ年を取るというように数えました。厄年とか年女、年男などはこういう数え方で決まりますよね。
昔は新しい年になると、年齢を重ねることの象徴として歳神様(としがみさま)に鏡餅などのお供えものをして、新しい一年の無病息災を祈りました。
このとき、お供え物として備えられた鏡餅などをお年魂(お年玉)として分け合って食べたのがお年玉の始まりといわれています。
現代ではお餅がお金のお年玉に変化していますが、商家のおうちがお正月の小遣いを使用人に渡したのが、現金でのお年玉の始まりと言われています。
親戚の甥っ子や姪っ子にはいくらくらいが相場?
さて、甥っ子や姪っ子さんにはどのくらいのお年玉をあげるのが相場なのでしょうか。
いくら甥っ子さん、姪っ子さんがかわいくても乳幼児のうちは親御さんにお金がそのままいってしまうだけです。どうしてもというなら、おもちゃやお菓子などで代用してはいかがでしょうか。
まずは3才くらい、幼稚園に入る頃くらいから現金をあげるのが良いと思います。小学校入学前なら1000円くらい、500円などの小銭でも充分です。
ご家庭によっては小さい頃は現金をあげないことにしているところもありますので、事前に相談しておきましょう。
小学校3000円、中学校5000円、高校5000円~10000円、大学生10000円くらいが相場です。小学生は「学年×1000円」みたいにしているところもあるそうです。
甥っ子、姪っ子さんには自分の子供よりも少なめにあげているという、やり方もあります。お子さんの年齢にもよりますが親御さん同士で打ち合わせしておいた方がいいですね。
おじいちゃん、おばあちゃんはどうしても孫がかわいくて、あげすぎの傾向があるそうです。それもまた本人のためにはなりませんので、少し考えてあげましょう。
いただいたお年玉はどうしてる?我が家の場合は・・
うちは現在小学校3年生の娘がひとりおります。主人の方の姉弟もまだ子供がいないため、おじいちゃんやおばあちゃんも含め、娘にたくさんお年玉が集まってきます。
お年玉をいただくと、まずは母親の私に見せるようにと話してあります。全体額の半額は、娘名義の郵便貯金で貯金しています。去年、2年生の時、一緒に郵便局にお金を預けに行きました。半分は娘の財布にしまっておいて持たせています。
我が家は娘にまだ月々のお小遣いはあげていません。(学校の勉強で必要な物、習い事でいるもの等はその都度ちゃんとお金を出していますが。)かわりに、高額なおもちゃ等がどうしても欲しくなったときはそのお年玉で買うように教えています。もちろん、買うときは私かお父さんが一緒に付き添います。
うちの娘は誕生日が1月で、クリスマス、お正月、誕生日とイベントが続きます。夏休み前とかすごく欲しい物があると待ちきれずにストレスがたまるみたいです。そんなときはお年玉で欲しい物を一緒に買いに行くことにしています。
その辺は各家庭によって違うかと思いますが。全額親が管理しているところもけっこうあるようですね。
あとがき
お年玉を入れる袋をぽち袋って言いますが、どうしてこの呼び名なのか知っていますか?
ぽちとは関西方面で使用人や、芸者さん、茶屋女などにわたすチップや祝儀のことなんです。これを入れる袋が「ぽち袋」と呼ばれ、いつしかお年玉の袋に使われるようになったそうです。
「ぽち」ってわんちゃんの名前でかわいいからだと思っていましたよ。(^^;)
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