Jack O’ Lantern’s (ジャック オウ ランタン)という言葉は知っていますか?
ハロウィンの時期になるとおばけカボチャのグッズやイラストがたくさん出回ります。
これは英語なんで直訳するとジャックの灯り、ジャックの提灯ということで、カボチャという言葉は全然入ってないんです。
どうしてハロウィンにはカボチャなのか、ジャックのランタンについて調べてみました。
ハロウィンのお化けカボチャはどんなお話があるの?
昔々、アイルランドにジャックという乱暴者でケチ、人をだましたりする悪い男がいました。
万聖節の前の晩、今で言うハロウィンの日、10月31日に悪魔があの世からやってきて、ジャックにこう言いました。
「おまえの魂を取ってやるぞ!」
ハロウィンの夜はあの世とこの世の扉が開く日・・・。死者の魂もやってきますが、悪魔や魔物もたくさん来ていたのです。
「わかった、魂をおまえにやろう、でも最後にリンゴが食べたいのであの木からリンゴを取ってきてくれないか?」
悪魔は最後の願いくらいは聞いてやろうと思い、リンゴの木に上りました。
ジャックはすかさず、木の幹に十字架の刻みを入れました。
「おい、何をするんだ、これじゃ降りられないじゃないか!」
悪魔は十字架を怖がって大きな声で叫びました。
「おろして欲しければ、俺の言うことを聞くか?」
ジャックは悪魔と取引して、二度と魂をとらないと約束させました。
その言葉を聞いてからジャックはリンゴの木から悪魔を下ろしてやりました。
悪魔をだまして魂を取られないように取引するなんてすごい男ですね。
ハロウィンはカボチャではなくて別の野菜だった!
その後何年か経ち、ジャックは老いぼれて本当に死んでしまいます。
天国に行こうと思いましたが、乱暴で人をだましてばかりいたので入れてもらえませんでした。
仕方なく地獄の門の前に行くとあのリンゴの木に登った悪魔が待っていました。
「地獄に入りたいから、その門を開けてくれ。」
「おまえの魂は二度と取らないと約束したから、おまえは地獄には入れないぞ。」
悪魔にそう言われてジャックは途方に暮れました。ジャックは悪魔をだましたせいで、天国にも地獄にもいけないさまよう魂になってしまったのです。
「この足下は暗くて歩きづらいんだ。せめて俺に灯りをくれないか?」
悪魔は地獄の火の玉をジャックに渡しました。ジャックはその火をカブに灯して、来た道をとぼとぼと帰っていきました。
というのがJack O’ Lantern’s のお話なんですが、なんか変じゃないですか?
最初はアイルランドではカボチャではなくカブの灯りだったんです。
ロシア民話を元にした童話に「おおきなかぶ」というお話がありますが、ヨーロッパの方ではカブは大きめだったのでしょうか。
このジャックのランタンのお話がアメリカに伝わり、そのころアメリカにはカブはあまりなかったんです。
10月はカボチャの方が多く収穫されていたため、アメリカではカブをカボチャに変えてハロウィンを楽しんだという事なんですね。
カボチャは大きくてくりぬきやすく、ランタンにするにはうってつけです。
ここから、Jack O’ Lantern’s (ジャック オウ ランタン)はカボチャを細工して、お化けランタンを作るということになりました。
あとがき
ハロウィンの晩には子どもが仮装して、家々をまわり、Trick or Treat?(トリック オア トリート)とお菓子をねだります。
Trick or Treat?も英語で、お菓子がいい?いたずらがいい?という意味です。
これは昔のヨーロッパの農村でハロウィンの晩に子どもたちが祭用の食べ物を集めてまわっていた名残なんだそうです。
アメリカではこのTrick or Treat?が盛んで、ハロウィンは子どもたちの大晦日と親しまれているようです。
“Happy Halloween!”といいながら、お菓子をお子さんにあげてくださいね。
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