重ね煮のレシピ ふた付き鍋で野菜の甘みたっぷりの煮物を

料理レシピ

DSC_4419

重ね煮って知っていますか?厚手の鍋に野菜を重ねて塩だけで煮込むお料理です。水分もほとんど遣わず、野菜の水分と甘み、うまみを利用するので、だしや砂糖がなくてもおいしい煮物ができあがります。

私の和風野菜の重ね煮の作り方を紹介します。

野菜の重ね煮 砂糖なしでも野菜の自然の甘みが

DSC_4395

以前、テレビの情報番組で田舎の民宿が野菜の重ね煮という料理を出しているのを見ました。簡単でおいしそうだったので、ちょっとアレンジして常備菜にしています。

厚手の鍋に野菜を層にして並べて、水は差し水程度、30分くらい野菜の水分を利用して蒸し煮すればできあがりです。

基本の重ね煮は鍋底に塩を振り、薄く切ったキノコ→タマネギ→にんじんの順番に重ねて、上からまたひと塩して、フタをして蒸し煮にすること弱火で30分!これだけでアレンジがいろいろできる基本の蒸し煮のできあがりです。

今回はそのまま夕飯のおかずの一品に、お弁当のおかずにも使える、和風の重ね煮の作り方を紹介します。

材料

こんにゃく・・・1枚

しいたけ・・・1パック(5~6個)

厚揚げ・・・1枚

大根・・・200gくらい

タマネギ・・・中1個

にんじん・・・中1本

塩・・・少々

薄口醤油・・・大さじ3杯

材料はそれぞれ一口大に切っておきます。大根とにんじんは気にならないなら、よく洗って皮はむかなくてもOKです。

和風の重ね煮の煮物 こんにゃくや厚揚げも足して

DSC_4399

こんにゃくは手でちぎって、さっとお湯でゆでておきます。あく抜きいらずのこんにゃくでしたら、ちぎるだけでも大丈夫です。

DSC_4401

今回はル・クルーゼの鍋をつかいました。サイズは20cmです。蒸し煮するので、フタに穴のない厚手の鍋が重ね煮には適しています。

DSC_4403

鍋の底に塩をひとつまみ、ぱらぱら降っておきます。

先ほどのこんにゃく、椎茸、厚揚げの順番に重ねていきます。

DSC_4404

DSC_4405

DSC_4406

次に大根、タマネギ、にんじんの順に重ねます。

DSC_4409

DSC_4410

DSC_4414

お鍋いっぱいになりましたね。フタがきちんとできれば大丈夫です。重ね煮はこの順番が重要です。甘みのある野菜を上にして蒸し煮することで甘みが全体に広がるのです。

にんじんを入れたら、また塩をひとつまみパラパラ足します。

重ね煮の煮物 最後に醤油で蒸らすだけ

DSC_4415

今回は野菜の量が多いので差し水を大さじ3杯ほど回してかけましょう。

DSC_4417

フタをして火にかけます。中火で鍋がぐつぐつわいてきたら、弱火にして30分、そのまま蒸し煮にします。

DSC_4422

30分経ちました。鍋いっぱいだった野菜がかなり沈んでいますね。ここで薄口醤油を大さじ3杯ほど回しかけ、菜箸などで全体に混ぜ合わせます。

DSC_4424

しばらくフタをして蒸らしてなじませれば、和風の重ね煮のできあがりです。

まとめ

重ね煮は火がじっくり通っているので、タッパーなどに移して冷蔵庫にいれれば5日は持ちます。

大根のかわりに蓮根や里芋などでもおいしい重ね煮ができます。

この煮物はこんにゃくや厚揚げでボリュームがあり、野菜の甘みも感じてしみじみとおいしいおかずです。お弁当に、夕食の野菜が足りないときの一品に大いに役立ちます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました