最近は節分前日になるとスーパーで山積みになっている食べ物、恵方巻きはご存じでしょうか。予約販売があったり人気の具材は売り切れになっていたりするようです。我が家はそんなに無理矢理食べなくても・・とは思っていたのですが、少し気になるのでいろいろ調べてみました。
恵方巻きの具材は何がいいのでしょうか。7種類ないとダメ?
恵方巻きとは節分にその年の恵方を向いて、願い事を考えながら一気に食べると縁起が良いという太巻き寿司のことです。しかし何も罰ゲームみたいに一気に食べなくてもいいかと思いますが。
七福神にちなんで、かんぴょう、きゅうり、しいたけ、だし巻き、うなぎ、でんぶなど、7種類の具を入れて福を食べるという意味合いがあるのですが、この通りの具材でなくてもいいようです。
我が家だと娘がキライなんでかんぴょうとかしいたけとか外して作ろうかなと思います。最近はかにかま、サーモン、いくら、トンカツ?とかお好みの具材を入れて楽しんでいるご家庭もあるそうな。
七福神の神様の名前や雰囲気から具材を考えても楽しそうですね。
大黒天 のり(黒いので)あるいは米(農業の神様だから)
恵比寿神 でんぶ(魚をかついでいるので)
毘沙門天 かんぴょう煮 (侍なので、鞭をもっていそう)
弁財天 かにかま(女神様なので赤いものを)
福禄寿 キュウリ(仙人なのでベジタリアンぽい)
寿老人 蒸しエビ(海老=海の老人)
布袋尊 いくら(小宝の神なので)
こじつけですが、豪華でおいしそうな恵方巻きができそうです。
恵方巻きは昔からあったのかしら?由来を調べてみると意外なことが・・・
関西方面では以前からあったらしい恵方巻きなんですが、私は数年前は全然知りませんでした。ちょっと調べてみるとびっくりするような事実につきあたりました。
「恵方巻き」という名称は、1998年(平成10年)にセブン-イレブンが全国発売にあたり、商品名に採用したことにより広まったとされている。
それ以前は大阪地方の地元における名称として、単に「巻き寿司」や「丸かぶり寿司」などと呼ばれていた。
バレンタインデーのチョコレートと一緒でセブンイレブンなどの販売店が商品を売るために始めたのがきっかけだそうです。節分の時の豆や落花生、鰯などを売るよりはバラエティに富んだ太巻き寿司の方が人気がでそうなのはうなづけますね。
恵方巻きは、昔は小さくお口に合わせた大きさに作っていたらしいです。巻き寿司は、福を巻くという意味もこめられた名称です。恵方巻きを切らずに一気に食べるのは、福を切らない、縁を切らないためでもあります。
恵方に向かって、願い事をお願いしながら少しずつ食べるのも大事なことでした。無言で食べるとは、お祈りが終わるまでしゃべってはいけないということです。
いろいろな恵方巻きを楽しみましょう
恵方巻きブームにあやかって、太巻き寿司以外の恵方巻きもいろいろあるようです。
お菓子の不二家やコンビニから、「恵方巻きロール」という名称のロールケーキが発売されていました。普通にロールケーキを焼いて、中にお好きなフルーツを色とりどりに入れるとお子様もよろこびそうですね。
グリコからは鬼の金棒風の「節分かぶりつきシリーズ」として、特別製のポッキーが発売されました。これならおいしく一気に食べられそうです。
他にも長くて一気に食べることから、コッペパンや食パンをロール状に巻いたサンドイッチなども便乗して発売されています。
幼稚園や小学校では恵方巻きの由来として
・恵方巻きを鬼の金棒にたとえて、鬼から金棒を奪う、鬼退治と考える。
・恵方巻きの具材のキュウリを青鬼、ニンジンやピンク色のでんぶや生姜を赤鬼に見立て「鬼を食べて」鬼退治する。
という話をしてくれることがあるそうです。お子さんはおうちでお母さんに自慢げに話してから、がんばって太巻き寿司にかぶりつきそうですね。
まとめ
さて、恵方巻きについていろいろ調べてみましたが、2015年、平成27年2月3日はどちらが縁起の良い方角なのでしょうか?答えは「西南西」でした。娘と一緒に小さいお菓子でも作って食べてみようかなとか考えています。
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