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うちのおばあちゃんがお風呂場に水道の蛇口をつけたわけ

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私の実家が30年ほど前に新築したときのエピソードを紹介します。

お風呂は当時としては最新式、ステンレスの浴槽でタイルのお風呂でした。ガスの湯沸かし器が浴槽のそばにあるタイプのだったんですが。

なぜだか、お湯が出る蛇口とは別に水しか出ない水道の蛇口があったんです。

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新築でタイルとステンレスのお風呂 当時としては最新式

今から30年ほど前、私の父が「我が家は新築するぞ!」と図面を広げて持ってきました。

うちの家族構成は両親と祖母、私と姉の5人家族です。今までは姉妹で1つの部屋を使っていたので、中学生になっていた私はうれしかったのを覚えています。

その前の家にもお風呂はあったのですが、お風呂を沸かすガス機器は外にあり、かなり不便だったのです。

今度は最新式でステンレスの浴槽、ガスの湯沸かし器がそばにあるタイプでした。シャワーも着いているし、お湯が冷めたら、自分で追い炊きできるので楽しみでした。

もうすぐ引っ越しというときに、お風呂を見てみると、湯沸かし器ではない洗い場方面に水道の蛇口が着いています。

「お父さん、この水道、何のためにつけたの?」

父「いや、ばーさんがどうしてもつけろと言って聞かないんだ。」

おばあちゃんが風呂場に水道の蛇口をぜったいつけろと


引っ越してしばらくしてから、おばあちゃんに聞いてみました。

「おばあちゃん、お風呂場の洗い場にどうしてもう一つ水道の蛇口があるの?風呂釜のお湯が出るのだけでも十分なのに」

祖母「いや、風呂場に水道の蛇口は絶対いる。この家で赤ちゃんが生まれたらおしめを毎日あらわなきゃいけないから。」

ああ、おばあちゃんが水道の蛇口をつけたのはそういう理由だったんです。

おしっこやうんちのついた布のおしめはざっと水道で洗い流して・・。とか思っていたみたい。

まぁ30年前でしたので、その頃は布おむつが主流で、赤ちゃんが生まれるとおむつがたくさん干してありました。

ただ、まだ14歳だった私は

(この家で赤ちゃんが生まれるのかなぁ。二人ともお嫁にいくかもしれないのに。)と心の中で思っていましたが。

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そして歳月は流れ・・赤ちゃんが我が家にやってきた


そしてそれから20年近く経ち・・。私は結婚して女の子が生まれました。

そうです、この古い家に赤ちゃんがやってきたのです。

お風呂を入れるのはお父さんが担当で、狭いステンレスのお風呂で頑張って入れてくれています。

しかし今やおむつは紙おむつが全盛で、この水道の蛇口はおむつ洗いには使っていませんが、赤ちゃんは汚れ物が多いので、洗濯の下洗いにけっこう役立っています。

「この家で絶対赤ちゃんが生まれる!」

おばあちゃんの予言は案外当たるもんだなと思いました。

あとがき

実はおばあちゃん、子どもがいなくて、私の父は祖父の親戚から養子にやってきたのでした。

孫の私たちは共稼ぎだった両親に変わり、おばあちゃんに小さいときは面倒を良く見てもらいました。

古い家でしたが、ステンレスのタイル張りのお風呂など懐かしく思い出します。

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