小学生がいるご家庭では6月くらいになると「今年の夏休みの自由研究」はどうしようかしら?とそわそわ親子で考えてしまいます。
去年は県立植物園に応募して「葉っぱはどうして緑色?」というテーマで実験してきました。がんばった娘の自由研究を紹介します。
小学生の自由研究 県立植物園に往復ハガキで応募しました
娘が小3になった6月くらいに、学校から県立植物園の案内プリントが届きました。
裏面に夏休みの自由研究にぴったりの実験や観察、押し花や万華鏡などの工作が載っていました。
往復ハガキで申込み、費用も実費の500円くらいかかるようですが、なんたって1日の2時間くらいで、夏休みの自由研究ができてしまいます。
抽選なので、もしかしたら当たらないかもしれない・・・と思って、
「葉っぱはどうして緑色?」という実験的な講座に往復ハガキを送ってみました。
返事が来てなんとか当選したようです。8月16日の午前10時に親子で県立植物園にでかけました。
小3にはむずかしいかな?葉っぱはどうして緑色
当日は15組くらいの親子が会場に来ていました。講師の先生が
「今日は葉っぱで光合成のしくみを実験します。残念ながら、今日は雨模様なので、うまくいかないかもしれませんが、がんばりましょう。」
どうも葉っぱが光合成をして、二酸化炭素から、酸素を作り出すということを、実験するようです。理科が始まったばかりの娘には少し難しいかな?と思いましたが。
まず、水草を顕微鏡で見て、植物の細胞を観察します。先生が植物の緑が日に当たって、二酸化炭素から酸素をつくっていることを説明してくれました。
BTB液という酸とアルカリを見分ける試薬と水草で実験です。
まず、BTB液を入れた緑色の水にストローで息を吹き込んで黄色に変色させておきます。黄色い水は二酸化炭素が多い水です。
この黄色い水が、水草の光合成によって変化がでるのか実験します。
水草を入れたビーカー、水草をいれてあるが、アルミホイルで囲ってあるビーカー、比較のために水だけのビーカーの3本を1時間ほど、外の日にあてます。
しかし今日は残念ながら雨模様であまり変化がないかもしれない・・・ということでした。
さて、一時間日に当てた結果はどうだったでしょう。
何もしない水・・・黄色から透明な水に戻った
アルミホイルで巻いた水草入りの水・・・黄色い水のまま
水草を入れ日に当てた水・・・緑色になった
なんとなく実感として、水草が酸素を作っているのが娘にもわかったようです。
自由研究に葉っぱの光合成を勉強 葉っぱが酸素を作っている
今度は自分の養分になるデンプン質も植物は作っていることも実験で確かめます。
あらかじめアルミホイルで日に当たらないようにした葉っぱと普通に日に当てた2枚の葉っぱが配られました。
画用紙でサンドイッチして、プラスチックハンマーでたたき、葉っぱの汁を画用紙にうつします。
それをヨードの液に浸して乾かすと・・アルミホイルで巻いた葉っぱは緑色のままでした。
日に当たった葉っぱは青紫色にそまり、デンプン質ができているのがよくわかります。
娘なりにすごいと思ったようで、しっかりノートに感想をかいていました。
まとめ
県立美術館では15組を3班くらいに分け、二組の親子で一緒に教えあいながら、実験をしました。私は6年生のお姉さんとうちの娘が組になり、お姉さんは優しく教えてくれました。
久しぶりに理科の実験を体験して、私も娘も楽しかったです。娘はこの実験をニサンカタンソとかさんそとか一生懸命にノートに書いてまとめていました。
こういう植物園や博物館のイベントに参加して自由研究は楽しいし、おすすめです。
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