ローフードを意識していろいろ食べていますが、韓国の水キムチもいつも冷蔵庫に作って入れてあります。今日は旬の大根で辛くない、植物性乳酸菌たっぷりの水キムチの作り方を紹介します。
まずは水キムチってどんなものか紹介します
キムチというと、赤唐辛子をたくさん使った辛い白菜のキムチが代表的です。これから私が紹介するのは、辛くない浅漬けのようなお漬け物です。
白菜、大根、カブ、キュウリ、セロリ、にんじんなどの野菜を漬け汁につけて発酵させた、酸味がさわやか、漬け汁がたっぷりのキムチです。
韓国では各家庭の味があり、この水キムチを食事の前に汁ごと食べるそうです。まさにローフードのスムージーと一緒で、生野菜の酵素を利用して健康的なバランスがとれた食事方法ですね。
一番の特徴は植物性乳酸菌がたくさん水キムチには入っています。野菜を発酵させることによってできた植物性乳酸菌は整腸作用、代謝をあげてデトックスにも効果大です。
日本のぬか漬けなども植物性乳酸菌をたくさん含む食品ですが、なんといっても水キムチは簡単で手軽に作れて、おいしい!毎日食べたくなりますよ。
大根で水キムチを作ってみましょう。まずは基本の漬け床から
漬け汁は同様でいろいろな野菜で水キムチは作れますが、まずは簡単な大根をメインにした、水キムチを作ってみましょう。
基本の漬け床の材料
水・・・2カップ(400cc) 塩・・・小さじ2 上新粉・・・小さじ1
ステンレスやホーローの鍋に上の材料を入れて、混ぜながら一煮立ちさせます。上新粉の代わりにもち米粉でも可能です。ガラスかホーローの保存容器に移して冷ましておきます。
リンゴ・・・1/2個 皮ごと薄切りに。リンゴの糖質で微生物が発酵します。
酢・・・大さじ2 ニンニク・・・1/2片 ショウガ・・・5g
保存容器にリンゴ、ニンニク、ショウガを薄切りにして酢とともに加えます。
ニンニクのにおいが初めは気になりましたが、入れないで作るとどうも味にパンチがありません。気になる方は低臭タイプのニンニクをほんの少し入れてください。
大根をメインにキュウリとパプリカで水キムチを作りました。
大根は2cm厚を3個くらい、メインの野菜は300gくらいをめどに用意しましょう。もちろん、大根だけでもオッケーです。
大根は皮をむいて短冊切り、キュウリは斜め細切り、赤パプリカはアクセントに細切りにしました。
刻んだ野菜はボールに入れて、塩を小さじ1/2入れて、手でよく揉み込みます。大根自体に水分が多いので、20分くらいたつと余分な水分が出てきます。
白菜やキャベツなどの野菜がメインの場合は塩と同時に水を大さじ1/2入れてよく揉み込みましょう。塩で下漬けすると味のしみこみが良くなります。
水分が出てきたら、さっと洗い流し、野菜をキッチンペーパーなどでくるんで、水気をしっかりとりましょう。
先ほど作ったリンゴの漬け床に下漬けした野菜を入れてそのまま漬け込みます。
常温で冬は3日、春と秋は2日、夏は3時間くらいおいて発酵させて完成です。
できた水キムチは、においが写らないようにふた付きタッパーなどに汁ごと入れて、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫では2週間くらいで食べきるようにします。
たくさんできた場合は冷凍保存袋に密閉して入れておけば半年くらいはおいしくいただけます。食べるときは冷蔵庫の野菜室などでゆっくり解凍しましょう。
まとめ
いろんな野菜で作ってみましたが、白菜、大根、カブ、キュウリあたりがメインの野菜にするとおいしいですね。
スムージーが飲めないときや、夕食の前によく水キムチを食べています。ちょっと野菜おかずが一品足りないときなんかも重宝します。
水キムチを細かく刻んで、お刺身やたことあえてカルパッチョ風とか、豆腐にかけて食べたり、いろいろアレンジできます。リンゴの甘みと酸味がいいアクセントになっておいしいです。
簡単で便利、食物繊維、植物性乳酸菌たっぷりの「水キムチ」おすすめですよ。
夏はスイカの皮で水キムチはいかがでしょうか
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