今年は娘が歯列矯正したし、プチ入院した家族もいたので医療費が50万は超えていました。
医療費控除を受けようと領収書を整理して、税務署に向かったのですが・・・なんと我が家の還付金は0円だったのです。
せっかくいろいろ計算して書類を作ったのですがムダだったのでしょうか?私の体験を紹介します。
今年は医療費が多かった 私の青色申告が終わり医療費控除に税務署へ
私はフリーランスで青色申告で仕事をしています。主人は会社員、私の収入は微々たるものなので、主人の扶養扱いになっています。年金は第3号で払っていません。健康保険も主人の会社で入っています。
小学生の娘がいるのでそちらの扶養も控除の対象になっています。
ぎりぎりの3月16日に私の青色申告、確定申告が終わりました。今年も少し黒字、源泉徴収されていた料金が4月半ばくらいには返ってくるでしょう。
今年は主人がちょっとしたことで入院したり、娘の歯列矯正もあったので、医療費が70万くらいになっていました。
レシートも120枚くらいあり、家族別、病院別にイソイソ計算してパソコンでエクセルにまとめて印刷しました。
主人が共催系の保険に入っていました。そちらで入院などの保険料が10万円ほどあったので、そちらを引いても50万円代は医療費控除の対象になるはずです。
仮に全体の1割くらいであっても還付金は5万円くらいあるかな?と思い、税務署に出かけました。私の微々たる収入も何か対象になってはいけないので最後のまとめはせずに税務署で相談しようと思いました。
医療費控除の確定申告をしても源泉徴収税額が0円だと還付金は0円
税務署に午後1番に行くと数人の方が相談に待っていました。
「医療費控除の確定申告で相談があるのですが・・・」
「領収書が整理してあるなら、順番にお呼びしますので、この番号札を持って、呼ばれるまで待っていてください」
椅子にすわって30分ほど待つと私の番号が呼ばれました。
女姓の税務署の方とノートパソコンの前で相談しました。
「私の仕事は確定申告で少し黒字でしたが、主人の扶養に入っておりますので、主人の給与所得の源泉徴収表で医療費控除をしたいのですが・・・」
主人の源泉徴収表を一目見て、税務署の女姓が一言、言いました。
「源泉徴収税額が0円なので、今回は医療費控除をしても還付金はないですね。」
びっくりして、かなりショックを受けました。医療費が単純に10万円越えていれば、少しは還付金が返ってくると簡単に思っていたのです。
還付金0円でも医療費控除を毎年している方がいる!その理由は
どうも主人の扶養や社会保険、生命保険等で今年の源泉徴収額は0円のようです。住宅ローンがあるので、住宅借入金特別控除もあるのですが、その金額は既に戻っているということでした。
「では、医療費控除の確定申告をしてもムダなのでしょうか?」
おそるおそる聞いてみると
「還付金がないと言うことではムダのようですが、それでも毎年医療費控除をする方はいますよ。」
理由を聞いてみると、医療費が多かった場合、医療費控除の確定申告をしておくと、6月に住民税の徴収があるのですが、医療費控除の分も計算されて住民税が安くなるということでした。
なんだかよくわからなかったのですが、還付金0円でも医療費控除の確定申告をしておくことにしました。
税務署の方がてきぱきとパソコン入力してくれて、主人の源泉徴収表の原本と医療費の内訳だけ提出しました。医療費の領収書は返ってきて、5年間は保存が必要とのことです。
この情報は住んでいる市町村に連絡されて住民税が計算されるそうです。確定申告をしておけば、もう一度市町村に届け出る必要はないそうです。
確定申告書の控えを見ると社会保険や扶養の控除とともに医療費控除も+されています。主人の去年の収入の全体の控除額がわかるので、住民税も概算が計算できそうです。
まぁ、せっかく計算したのですし、少しでも特になればと医療費の確定申告をして税務署を後にしました。
まとめ
日本は累進課税の国なので、儲かっている方、給料が高額の方がたくさん税金を払うシステムになっています。
税金の超過分を少しでも取り戻そうと確定申告にきたのですが、源泉徴収額が0円なら還付金も0円になるんです。
しかし、還付金が0円でも医療費控除の確定申告で住民税が安くなるならやった方がお得です。
新年度の6月に住民税を安くしたいならば、年度末の3月中に医療費控除の確定申告をした方がいいですよ。
コメント
まったく同じ状況になりました。医療費控除を調べても、このような例は宣伝?に埋もれて目に付きません。事前に目にできていれば昨年の源泉徴収税額を基に計算するのは簡単な事なのに。もっと知られるべき情報だと思います
あすかさん、コメントありがとうございます。せっかく苦労して計算したのに水の泡という感じでがっかりですよね。しかし、確かに税金は安くなりましたので、医療費控除は提出しておきましょう。