私はフリーランスで仕事を始めて、ん十年、初年度はヒマだったので簿記の学校に行って、簿記3級に挑戦しました。
最初は自分の会計業務は複式簿記で記帳して、頑張ってやっていたのですが、計算が合わずに確定申告の時期は苦労していたのを思い出します。
そのうちに青色申告の会計ソフトで計算して大分楽になりましたが、いつも3月に入ってから、1年分の領収書を整理して、伝票を書いてソフトに入力、〆切ギリギリの3月半ばにギリギリ提出みたいなことをくりかえしていました。
しかし世の中は進み、「クラウド会計」なるインターネットのサーバーを利用して、通帳やクレジットカードの情報を入力して、会計処理を自動化してくれる仕組みがあるようです。
これからは2月の提出日にすんなり会計業務が終了できるかもしれません。私もクラウド会計に挑戦してみることにしました。
クラウド会計を考えているなら、すぐにインターネットバンキング
クラウドのサービスと言うのは、パソコンやスマートフォンなどのデータを、インターネット上のサーバーで操作したり、管理したりできるサービスのことです。
スマホの写真を撮影したら、ドロップボックスなどのクラウドサーバーに自動で保存するとか、新しい電話番号をスマホに登録したら、携帯電話の会社のサーバーに保存されているとか。最近では知らず知らずに使っているサービスではないかと思います。
スマホやパソコンが何らかの事情で壊れても、クラウドサービスでサーバーにデータが保存されていれば、後で新しいスマホやパソコンにデータを落とすことができるので安心です。
従来の会計ソフトですと、お店でDVDなどのパッケージを買う、あるいはダウンロード版をインターネット経由で購入して、パソコンでインストールしてから使うというのが主流でした。しかしクラウド型の会計ソフトですと、インターネットエクスプローラーやグーグルクロームなどのWEBソフトで開いて、メールアドレスやパスワードを入れて使う形なので、どこでも会計業務ができます。
WEB上でやるので、WindowsでもMacでも会計ソフトが動くのはありがたいですね。スマホのアプリでもできる仕様のソフトもあります。
インターネットバンキングで登録した銀行などの金融機関を登録すれば、入金や出金の会計の流れで即時で自動仕分けをしてくれるという、優れものでもあります。クレジットカードやアマゾン、楽天などでのショッピングの購入略歴の記録も載せられるソフトもあるようです。
有名どころでは、freee、やよいのオンライン、MFクラウドの3社があります。
実はわたし、2016年の1月くらいにfreeeを無料登録して、サポートにチャットでいろいろ質問してみました。結局、freeeは取引銀行をインターネットバンキングして登録しなければ、導入してもあまり自動化の意味がないような感じをうけました。
そのときはまだ、取引銀行をインターネットバンキング化していなかったのです。それで去年はクラウド会計をあきらめ、今まで通り「やよいの青色申告」でパソコン入力して青色申告書を作成し、確定申告しました。
やよいのオンラインも検討したのですが、そのときは私の地方銀行はやよいのクラウド会計に対応していなかったんです。来年こそはfreeeでクラウド会計を導入しようと思い、取引銀行でインターネットバンキングに申し込んでおきました。
クラウド会計は無料で登録できる 私がMFクラウドを選んだのは
クラウド会計は、どの会社もお試しで無料で登録できます。その後にネット検索でいろいろ調べたところ、私はクラウド会計はfreeeではなく「MFクラウド確定申告」をメインに使うことにしました。
freeeは全く会計の知識がない方でも、会計業務ができるように作られたソフトのようです。
WEBのアフィリエイト系の仕事をしている友人がfreeeを使ってみたことがあると聞いたので感想を聞いてみたら、
「アフィリエイトの報酬が確定したときは、売掛金で処理をして、その後、実際に入金になったとき振替する手続きをやらなければいけないとか、なんか納得いかずに面倒くさかったんで、無料のうちに使うのやめてしまったんだ・・」
どうも複式簿記を学んで、振替伝票、入金、出金伝票を書いて、貸借対照表や損益計算書を出して・・みたいな事をしてきた私にはfreeeが融通がきかないような感じがしました。
2017年2月に入り、MFクラウド確定申告個人事業主向けに、メールアドレスを登録しました。早速サポートの方にチャットしていろいろ聞いてみました。
私「MFクラウドで銀行登録をして、自動仕分けで会計処理をしたいのですが、2016年度の分を仕分けすることはできますか?」
「銀行を今から登録されても、通常3ヶ月前くらいのデータしか、移行できませんので、自動仕分けはできません。2016年度は手入力でしたら、会計業務ができます。」
なんだ、それでは今まで通り、2016年度はやよいの青色申告で会計処理をした方が、入力方法が慣れていますし良さそうです。ちょっとがっかりしましたが、続けて聞いてみました。
私「2017年1月1日から銀行データを入力して、自動処理で進めた場合、後から2016年の期首残高や元入金を入力したり、できますか? 今はやよいの青色申告を使っているのですが。」
「それは大丈夫です。やよいの青色申告のデータを移行することもできます。」
それで、私は2016年度はやよいの青色申告で会計処理をして、2017年度からはMFクラウド確定申告に切り替えることにしました。
クラウド会計、MFクラウドで銀行を登録したら自動仕分けに感激!
MFクラウド確定申告個人事業主向けは
1,アカウント作成(メールアドレス、パスワード登録、インターネット確認)
2,事業所情報の入力
3,データ連携(銀行のインターネットバンキング、クレジットカード情報)
4、仕訳を入力
と作業が続いていきます。
初めて銀行の情報を入力したときはドキドキしました。だってすごい個人情報を他人に公開するような感じがしますから。クラウド会計はやはり信用おける会社でないと利用できないと思います。
私はの個人の地方銀行、法人の地方銀行、ゆうちょ銀行、クレジットカードはイオンカード、ENEOSカードを連携しました。
インターネットバンキングは、暗証番号だけでなく、秘密の質問などもたくさん入力が必要なので、よく調べておいた方がよいです。(きちんと情報を保存してあれば大丈夫です。)
今、現在の残高が、丸わかりなので恥ずかしいですが、もっと稼いで貯金しなければと励みになるのも確かですね。今までなんとなく把握していた銀行残高が、MFクラウドのページを開けばわかるので便利です。
自動処理の所を見てみると、すでに2017年1月4日のENEOSカードの引き落としや電話料金などが振替伝票で仕訳されていて感激しました。出金などもとりあえず事業主貸などの項目がついています。
「うわー、もうETC料金が旅費交通費で仕訳されている。あとは自分の理解できるように手動仕訳で入力すればいいんだ。なんて簡単なんだろう。」
この自動仕訳が銀行登録で一瞬にしてできていたのは感激ものでした。早速、1月4日の一部分を手動入力で手直ししておきました。
2017年の分は銀行やクレジットカードはMFクラウドの自動処理でおまかせ、2017年の会計が済んだら、期首項目を移行して、日々のレシートや領収書を手動仕訳で入力していけばできそうです。もう紙の伝票はいらないかもしれません。
2018年は早い時期に会計処理が終了して、2月半ばに確定申告できるかなとウキウキしてきました。
まとめ
もし、あなたが個人事業主で仕事をしていて、クラウド会計に興味があるなら、銀行などのインターネットバンキングの登録は絶対に必要だと思います。
去年のデータを確定申告するには間に合いませんが、2月中にインターネットバンキングに申し込みして、3月頭までにクラウド会計に登録すれば、今年は会計処理の自動化ができるかもしれません。
あまり会計の知識がない方はシェアナンバー1のfreee、今まで自分で青色申告書まで作成できている方はMFクラウドをおすすめします。どちらも税理士事務所が対応しているところも多いようです。
会計処理はクラウド会計にお任せして時間短縮、お仕事がんばって稼ぎましょう。
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