カレーが好きな方なら、ガラムマサラって聞いたことがありますよね。カレーの最後に入れて香りや辛みをひと加えできるスパイスです。
普通の洋風ルーカレーにも使うし、インド風の本格的なカリーにも最後に加えたりします。でもカレー粉とは似ているけどガラムマサラはなんだか違う感じです。
カレー粉とマサラの違いを調べて見ました。そしてガラムマサラだけを使うカボチャと豚肉のマサラ煮を紹介します。
カレー粉とマサラの違いはどこ?ガラムマサラが有名だけど
エスニック料理のレシピでカボチャと豚肉のマサラ煮というのを一度作ってみたら主人が喜んで、よくリクエストしてきました。辛いんで子どもが生まれてからはしばらく作っていなかったのですが。
この料理はカレー風ですが、カレー粉は使わず、ガラムマサラだけを使うんです。
そもそもカレー粉とガラムマサラはどう違うのでしょうか。
実はカレー粉はインドが発祥の地ではなく、イギリスです。18世紀後半、インドに駐在していたイギリス人が自国にスパイスを持ち帰り、イギリスに広まりました。元々インドではたくさんの種類のスパイスを料理に合わせて調合するやり方なのですが、その調合を簡単にして誰でもカレーが作れるようあらかじめミックスしてあるスパイスがカレー粉なのです。
マサラというのはインドの言葉でミックススパイスのことです。インドでは○○マサラという名前で、魚、豆、鶏肉などと合うような調合のいろいろなマサラが売られています。
有名なガラムマサラのガラムの意味は「hot」で辛みと言うよりはスパイスが効いている感じです。ブラックペッパー、カルダモン、コリアンダーなど香りの強いスパイスが3~10種類くらい配合されています。辛み成分のチリペッパーを配合する場合もあるようです。
カレー粉とガラムマサラの一番の違いはカレー粉には黄色い色づけをするスパイス、ターメリックが必ず入っています。カレー粉は、色、香り、辛みがバランス良く調合されているスパイス、ガラムマサラは、香りや辛みが強調されているスパイスだと考えると良いでしょう。
カボチャと豚肉のマサラ煮 私のレシピを紹介
このカボチャと豚肉のマサラ煮、10年くらい前に雑誌か何かで読んで作ってみたのですが、その雑誌はすでになく、うろ覚えなのですが、久々に思い出しながら作ってみました。
材料 3~4人前
豚肉カレー用・・・350g~400g
かぼちゃ・・・300g~400g
タマネギ・・・大きめ1個
ニンニク・・・チューブなら2cmくらい、1かけみじん切りでも良い
ガラムマサラ・・・小さじ1
ケチャップ・・・大さじ2
醤油・・・大さじ1
塩・・・小さじ1
サラダ油・・・大さじ1
水・・・100cc
タマネギは根を残して四つ割りにして、根の方を持っておろし金ですりおろします。これが涙もでるし、かなりタイヘンです。
豚肉は2cm角ぐらいに切って大きさをそろえます。カボチャもぶつ切りにしておきます。
ガラムマサラがスパイシー!カボチャと豚肉のマサラ煮
炒め鍋にサラダ油大さじ1を入れて中火で温めます。みじん切りのタマネギとニンニクチューブを炒め、香りが出てきたら、肉を入れて炒めます。
肉に火が通ったら、ガラムマサラを加えて炒め、香りを出します。
そこへすりおろしたタマネギを入れて、ケチャップ、醤油、塩を入れて味付けします。
さっとタマネギを炒めたら、カボチャも加えて混ぜ合わせてから水を100cc足します。ここまで中火なので焦がさないように気をつけましょう。水が煮立ったらフタをして弱火で15分ほど蒸し煮します。時々様子を見て、焦げないように混ぜておきます。
カボチャに火が通ればできあがりです。肉もタマネギのすりおろしをあわせているのでかなり柔らかく仕上がっています。カボチャの甘みとガラムマサラのスパイシーな香りがあいまって、ボリュームのある一品ができました。
ご飯より、ナンと合わせてビールのおつまみにいかがでしょうか。
お子さん向けにはガラムマサラではなく、カレー粉で代用してみて作るとマイルドな味わいになります。
あとがき
個人的にはこのマサラ煮はおいしいのですが、タマネギを丸々1個すりおろすのがおっくうで、リクエストがないと作っていませんでした。久々に作ってみましたが、主人は喜んでいたので、レシピは間違ってなかったようです。
裏を返せば、タマネギさえ、すりおろせれば炒めて蒸し煮するだけなのでそんなに面倒な料理ではないのです。ボリュームカレー味が好きな男性陣には好評なので、作ってみてはいかがでしょうか。
大人向けには是非ガラムマサラを使ってスパイシーに仕上げましょう。
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