父の日はいつ 由来はどこから 花を贈るとすれば何がよい?

季節の行事

毎年母の日が終わるとなんとなく思い出しますね、「父の日」もあったことを。どうも母の日に比べると陰が薄い父の日ですが、由来やおすすめの花を調べてみました。

今年の父の日はいつでしょうか。毎年6月の・・・?

父の日は6月の第3日曜日と決められています。

今年、2015年(平成27年)は6月21日(日)です。

2016年(平成28年)6月19日、

2017年(平成29年)6月18日、

2018年(平成30年)6月17日

と続いていきます。

日本では1950年頃、昭和25年くらいから知られはじめていました。

しかし、本格的に知られるようになったのは1980年代でデパートや百貨店の戦略で、父の日むけのプレゼントを売り出そうと広告やイベントを盛んに行うようになり、広まったようです。

父の日の由来は アメリカの子だくさんのお父さんを讃えて

父の日はアメリカから始まりました。

1909年、アメリカのソノラ・スマート・ドットさんが、男手一つで6人の子どもを育てあげたお父さんを讃えて

「母の日ができたのなら、父に感謝する日もつくって欲しい。」

と牧師協会にお願いしたのが始まりだと言われています。

ソノラさんのお父さんは6月が誕生日でした。

ソノラさんが幼い頃に南北戦争が始まり、お父さんは招集されました。6人の子どもはお母さんが必死に育てたのですが、お父さんが戦争から帰ってまもなく、お母さんは過労で亡くなってしまいます。

ソノラさんのお父さんは再婚もせず、男手一つで6人の子どもを成人するまで育ててから亡くなったのです。

男手一つで仕事も家事も・・・なかなか泣けるお話ですねぇ・・・。

1966年にはアメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンが父の日を称賛する大統領告示を発表し、6月の第3日曜日を父の日に定めます。

父の日が、正式にアメリカの記念日として制定されたのは1972年のことでした。

父の日に贈る花は何でしょう?どんな花が喜ばれるでしょうか

母の日にはカーネーション・・・こちらは有名ですね。

さて父の日の花ですが、「バラの花」だったんです。

そのいわれは、先ほど「父の日」を嘆願したアメリカのソノラさんが父の墓前に備えた花が白いバラだったから・・・と言われています。

カーネーション同様、亡くなったお父さんには白いバラ、存命しているお父さんには赤いバラが基本なんです。

あれ、だけど日本では「黄色いバラ」が父の日によく出てきますよね。

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日本に、1981年創設の「日本ファーザーズ・デイ委員会」が開催している「父の日黄色いリボンキャンペーン」というのがあります。

毎年、6月の第3日曜日にあわせて、芸能人やアスリートなどの有名人からベストファーザーが決められて紹介されています。

「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」の「黄色」は幸せや幸福を象徴した「父の日」の色と決めてあるのです。

これらも最初のデパートの「父の日にはプレゼントを」と共に始まった父の日を広めるためのイベントのようですね。

黄色にこだわらず、バラの花を他の花とあわせて花束にして贈ると喜ばれると思いますよ。

あとがき

父の日の由来を調べてみたら、アメリカで6人の子どもを育てあげたお父さんを讃えるためだなんて、ちょっと感動してしまいました。

それに引き替え、1980年くらいからの日本の「父の日」はデパートなどの経済界や広告業界の戦略的なニオイがして少しガッカリです。

我が家は父の日には忌野清志郎さんの「パパの歌」などを娘に教えて、がんばるお父さんを励ましてあげようかなと思っています。

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