幼稚園や保育園にお子さんが入学して落ち着いてくると「この子に習い事はどうしようかな?」と考え始めるものですね。うちの娘は保育園だったのですが、土曜日はお休み、保育園の年長さんの6月くらいからスイミングスクールに通うことにしました。うちの娘の場合を紹介します。
子供の習い事は体験が大事です。まずはスイミングの体験教室へ
娘が産まれてから、何かスポーツ系を小さいときから習わせたいなと考えてはいました。始めバレエも候補にあったのですが、発表会の衣装やチケットを買わねばならなかったりで、ものすごくお金がかかるのを知り、尻込みしてしまいました。
お友達の一つ年上の娘さんが我が家の近所のスイミング教室に通っていました。それもあり、娘のためにスイミングの一日体験教室を申し込みました。
体験教室に行ったのは、娘が保育園の年長さんの6月くらいのことでした。ベテランの女の先生が30分くらいつきっきりで体験させてくれました。
5歳のうちの娘と、4歳の男の子の二人だけの体験教室です。ホントは5人くらいいた方が良かったのになぁと思いましたが、少し怖がっていた娘にはかえって良かったようです。
まずは準備体操、子供達はプールサイドに座って、足をバタバタ先生が動かしてくれました。その次はプールに入って、水のかけっこをしたり、顔を水につける練習・・・いわゆる水慣れから始まりました。
すると4歳の男の子が水を怖がって泣き出しました。先生はすかさずその子を抱きしめてなぐさめます。娘の方はなんとか顔を水につけたりできるようでした。後半は先生と手をつないで少し潜ることもできたようです。
一緒の男の子はというと・・一回怖がって泣いてからは最後まで先生に抱きついたままでした。娘まで一緒になってなぐさめていました。
「このくらい水が怖くなければ、最初にしては上出来の方ですよ。」との先生のコメントでした。次の週から土曜日の1時間、スイミング教室に通うことになりました。
子供がスイミングを習って良かったこと 意外なことができるようになりました
娘がスイミングを習って良かったこと・・まずはすごく丈夫になりました。スイミングは温水プールなので雪の降る寒い日も練習はあります。娘は咳ぜんそく気味の子供だったのですが冬場でも熱を出さなくなりました。週に一度の全身運動は体力をつけてくれたんだろうと思います。
あと、日常生活では水慣れをしたためにお風呂での洗髪がとても楽になりました。スイミングを習う前は、娘の洗髪は仰向けにだっこして洗わねばならず、シャンプーの泡が目に入らないようにしていて大変だったんです。
水慣れで顔を下に向けてお湯をかけることが平気になり、しまいには自分でシャンプーするようになりました。
娘がスイミングを習っている時間は他の親御さんたちと一緒にガラス越しに様子を見ながら待っていたのですが、いつも同じ時間の方々と少しづつ話すことができ、進学予定の小学校の情報なんかも聞けるようになりました。ママ友が増えた感じで私にとっては良かったです。
当然、小学校に入学し、水泳の時間になると、スイミングに通っていた子とまったく習っていない子では歴然と差がついていたようです。
子供の習い事はどのくらい続ける? 親子でルールを決めましょう
さて、スイミングスクールでは水慣れの期間が終わり、ぶくぶくジャンプ(水の中を潜って息をぶくぶく吐き、ジャンプして歩きながら進むこと)なども上手にできるようになると、クロールの練習が始まります。
うちのスイミングスクールは一ヶ月に一回、進級テストがあり、合格すると上の級にに上がれるシステムでした。大きく進級すると水泳帽の色が変わりますので他の親御さんにもこの子がどのクラスにいるのかだいたいわかります。
クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの順に泳法を学び、夏の大会の時期にはスピードテストなどもあるようです。泳ぎのうまい子、時にスピードがある子は先生からスカウトがかかり、毎日プールに通って特訓しているクラスもありました。
先生もなれたモノで最初は泣いているお子さんも何かできると上手にほめてもらえて少しずつ水が怖くなくなるようです。ただ、中には半年くらい顔も水につけられず、プール教室はつらいことばかりで泣いているお子さんも・・・それはそれで、先生から「少し、つらいようですのでお休みにしましょう」と言ってもらえるらしいです。
私の友人の男の子で半年くらい泣いているお子さんがいたのですが、ある日からお母さんが付き添いでなく、お父さんがプール教室に連れてくるようになったら・・突然のびのびと練習するようになり・・あっという間に水慣れをクリアしてしまいました。どういうことかよくわからないですが、お母さんに甘えていたのか、お父さんにいいところを見せたかったのか?こういうケースもありますので、付きそう大人を変えてみるのも試してみるといいかもしれません。
スイミングスクールはどのくらい続けるか・・だいたいクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4泳法をできるようになれば卒業・・・みたいなお子さんが多いようでした。小学校も高学年になると学校のクラブも始まり、勉強の塾に行くお子さんも・・忙しくなってくるようです。
子供の習い事は親子でルールを決めて、期間よりも「ここまでできたらやめようね。○級までがんばろう!」とクリアする目標を掲げてあげるのがいいのではと私は思います。
あとがき
我が子の場合、いつやめたかというと・・実はクロールの息継ぎがうまくいかず、半年くらい昇級しない期間があり・・強く叱ったら大泣きしてそこでスイミングをやめてしまったのでした。保育園の頃から小学校2年の7月くらいまで、約2年間通ったのに残念です。
うちの娘はおだてて木に登るタイプ、叱られるのが大嫌いなのはわかっていたのですが失敗しました。テストに弱いという気の小さい性格もあったみたいなんですが。
代わりに夏休みに市営プールで10日間連続水泳教室というのに参加させました。最後には時間がかかりましたが、20m泳げるようになりびっくりしました。大勢でのびのび練習できたのが良かったみたいです。
お子さんの初めての習い事にはスイミングはおすすめです。小学校にスクールバスも来るところもありますし、風邪などで休んでも振り替えが効きます。月謝も安めですし、道具は水着やタオルだけ。体験や春休み、夏休みなどに短期教室などもありますので、是非行ってみてはいかかでしょうか。
お友達と一緒に行ってみたり、「小学校で泳げないと恥ずかしいよ」とかいうと少しやる気になるかもしれませんよ。
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