入学・卒業

私は高校1年生を2回・・登校拒否から復学するまで その2

投稿日:2015年5月2日 更新日:

私が高校生の頃、登校拒否をしていた経験を書きました。

私は高校1年生を2回・・高校時代の登校拒否について その1

その後、なんとか復学するのですが、その時どういうことを感じていたのか私の経験を紹介します。

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高校に行かない代わりに 母親は私をバイトにいかせました

さて高校1年生の6月くらいから登校拒否になり、早4ヶ月、季節はそろそろ秋にさしかかっていました。

相変わらず、家でゴロゴロしていて、食べて飲んでは部屋に引きこもり、漫画などを読む日々・・・。しかし体の健康面は回復?していたらしくだいぶ太ってきました。

9月も終わる頃、母親から言われました。

「家で、ゴロゴロされても困るから、10月からアルバイトをしてちょうだい。」

私は母親の友人が経営する写真館でアルバイトをすることになりました。

そこは記念写真や七五三、婚礼写真も手がけていて、秋口は忙しい写真館でした。

朝、8時半、全社員と社長、奥さんを囲んで朝礼があります。

「ここは一番新入りの社員がお茶を入れるんだよ。あなたのお茶碗はこれです。ポットにお湯が入っているから、人数分お茶を入れてきてちょうだい。」

正直、緑茶を急須でたくさん作るのは初めてでした。お茶っ葉をたくさん入れすぎて、苦いお茶を皆さんにだしてしまいました。

「今日から、アルバイトをする○○です。皆さんよろしくお願いします。」

恥ずかしそうに挨拶をした日をよく覚えています。毎日、8時半から夕方5時までその写真館に通うことになりました。

働くうちに、気づいたこと 「勉強はできなくてもなんとかなる」

写真館の奥さんは

「うちは技術を覚えてもらえばできる仕事です。ここには高校も出ていない社員も何人もいますよ。でも社会に出て働くためには礼儀作法や接客は覚えてね。」

と優しく、時には厳しくいろいろ教えてくださいました。

カメラはまだ、フィルムの時代、大型のジャバラがついたカメラがスタジオにはおいてあり、白黒写真は暗室でプリントしていました。

記念写真がメインの写真館なので普段は撮影は証明写真くらいで、プリントやフィルム整理などなんですが、土日は婚礼や記念写真があり忙しかったです。

社長よりも年長の優しいおじいさんみたいな社員の方がいて、白黒のプリント作業を教わりました。箸で印画紙をつまんで現像液につけるので、箸の使い方が悪かった私は毎日、箸を家でも握ってなおしました。

日曜日は結婚式場にカメラマンと着付けをなおす係の女姓社員についていきお手伝いをしました。特に和装の打ち掛けの着物の写真は着物をきれいに見せるために、ピンで留めたり、厚紙の板を袖に入れたりして形をなおさねばなりません。

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結婚式場で大安の11月の日曜日には1日15組くらいの挙式があり、お二人の婚礼写真に集合写真などめまぐるしく、とても忙しかったのを覚えています。

体は疲れましたが毎日が新鮮で楽しかったです。そしてひとつわかったことがありました。それは、

「勉強はできなくてもなんとかなる。こんな私でも仕事の役に立っているんだ。」

と言うことでした。

「高卒」は資格として必要 でも学校で大事なことは友達

以前の私は「高校を良い成績で卒業して、一流大学に行き、一流企業に就職する」みたいなことを漠然と考えていて、優等生だった自分なら当然そうなれると思い込んでいたような気がします。

高校に進学して勉強ができないことでつまづいて登校拒否になった私ですが、

「勉強の成績は良くなくても、手に職をつければ生きていけるのではないか」

と思い直すようになったのです。少しですがアルバイトで職業体験をして、世間を見る目が広くなったのは本当に良かったです。

しかし、もっといろいろな意味で勉強しないと自分が何になりたいか、どんな仕事に向いているかわかりません。

高校を卒業するということは次のステップに向かうためには資格として必要なんだと思いました。

今だと自宅で勉強して、大検を受けることも考えたとは思うんですが、まず考えたのは働きながら定時制高校に行くこと・・・。

母親に相談すると

「定時制高校は卒業まで時間がかかるよ、高校は休学にしてあるから、4月からもう一度やり直したらどう?お母さんは高校に行った方がお友達もできるし、あなたのために良いと思うよ。」

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ちょっと以前いけなくなった高校に行くのはイヤでしたが、母親の言うとおりだと思い、翌年の4月からもう一度、高校1年生をやり直すことになりました。

まとめ

その後、私は高校を卒業して東京のデザイン専門学校に進学します。2年で卒業して東京の会社に5年ほど就職して故郷に戻ってきました。

あの登校拒否の時代に写真館にアルバイトに出してくれた母親に感謝しています。

高校時代の友人とは今でもつきあいがあり、休学処理をしておいてくれた両親の選択は正しかったと思います。

登校拒否はちょっとだけ回り道でしたが、「学校に行かなくてもなんとか世の中は生きていける」ということに気づかせてくれました。

つたない私の経験ですが皆さんのお役にたてればと思います。

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