胃がん検診でバリウムを飲むことになりました。毎年受けてはいるのですが、バリウムを飲むのは苦手です。ちょっとでも楽にならないかなぁと思っていろいろ調べてみました。
バリウムを飲むコツ 一気に流し込むべし！
今回は肺がんの検査と胃がんの検査、市の集団検診を受ける予定です。前日、午後8時までに夕食を食べ、朝から何も食べていません。
たばこを吸う方は当日は検査終了まで絶対禁煙です。たばこを吸うと胃液がでてきて、バリウムを食べ物と胃が勘違い、せっかく飲んだのに腸に押し出してしまうのです。
受付をして、下剤を通常の倍量4粒もらっておきました。バリウムを飲んだらすぐ水と下剤2粒、もう１回下剤を飲む場合は５～６時間空ければ良いとのことです。
服装は金属のないスポーツ系の下着を着けていたので、肺のレントゲンは下着とTシャツでOKでした。
胃がんの方もこれで問題ないですが、ズボンのボタンが金具だったため、それは少し折り込んで受けることになりました。
・まずは発泡剤から
胃を膨らませるために発泡剤というシュワシュワの粉薬を飲みます。水が30cほど小さなカップで渡されます。
この発泡剤を飲むコツは、発布剤から先に舌の奥にほおりこみます。一気に水で飲んでしまいましょう。
げっぷが出そうになってもガマンします。下を向くか、つばを飲み込むとげっぷが出にくいです。
・次にバリウム
すぐに係の方がバリウムを渡してくれます。最近は120ccほどで昔より少なくなりました。
ドロドロして飲みにくいのは相変わらずですが、量が減ったのはうれしいことです。
これも舌であじわうことなく、のどが渇いたときの水のように腰に手を当てて一気に流し込んでしまいましょう。
朝起きて、牛乳瓶をあけてゴクゴク飲む感じが1番いいです。
病院によっては、太いストローでバリウムを飲む所もあるそうです。口の周りが白くならず、味が感じにくいみたいです。
マイストローを持ち込んでバリウムを飲んでも良いかもですね。
バリウムを飲んだらすぐ下剤と水 当日もアルコール厳禁
バリウムを飲んでげっぷをガマンしながらグルグル回転させられて・・・。
お疲れ様でした。しかし、お家に戻ったら、下剤を水ですぐ飲みます。500cc以上は水を飲んでおきましょう。
バリウムはドロドロしていますが、実は金属なんです。お腹の中で固まってしまうと大変です。
下剤を飲むとどうしても腹痛がありますが、我慢してバリウムを体内から出してしまうように心がけましょう。
私の場合、午前9時に胃がん、肺がん検診受付、全部終了したのは10時くらいでした。うちに戻って下剤を飲み、12時には昼食を食べました。
最初の腹痛が襲ってきてお通じがあったのは午後2時くらいです。
この辺は人によりけりらしいので、ご自分がどのくらいで下剤が効いてくるかわかっていると過ごしやすいかと思います。
ご自宅かトイレにすぐ入れる場所、大型スーパーなどで過ごすようにします。
渋滞しそうな車の運転や、トイレがない電車に長時間乗らねばならない場合は下剤を飲んでしっかりお通じがでるまでは、検査機関で待機していた方が安心です。
バリウムを飲んだ時は朝食抜きなど節制していたので、開放感があるかと思いますが、飲んだ当日と翌日まではアルコールはひかえておきましょう。
アルコールにはバリウムを固めてしまうことがあるようです。
トイレのバリウムが流れない！そんなときの対処法は
さて、胃がん検診でバリウムを飲んだ場合、困ったことが翌日あたりに起きることがあります。
トイレで排泄されたバリウムが固まっていて普通の水洗では流れないことがあるのです。
最近の家庭用トイレの水洗は節水式になっているため、昔より水が少ないんです。
固まったバリウムは重くて、トイレの陶器の底にこびりつき、いつまでたっても水洗した後、水が白く濁っています。
・トイレで固まったバリウムを流す方法
バリウムがトイレの底に張り付いている場合は割り箸か、捨てられる手袋をはめてうかしておく。（使った割り箸や手袋はビニル袋に入れて捨てる。）
お風呂の残り湯か、40度程度の温水をバケツにいっぱい用意する。
そのお湯をトイレに一気に流し込む。１回で流れなかった場合は3回くらいやってみる。
これでかなり頑固なバリウムも下水道へ移動してくれるはずです。
私はこの方法を知らなかったので、下剤をもう１度夕方飲んで、ゆるいバリウムにして自宅のトイレで流していました。
でもこれは真夜中の2時くらいに腹痛が来たりするし、お腹がかなり痛くなり、しばらくトイレから出られませんでした。ちょっと胃腸をいじめている感じで体にも悪いです。
まとめ
バリウムは誤嚥して肺に入ると危険ですし、腸内にバリウムが長時間残っていると腸閉塞や腹膜炎を起こすことがあるようです。
飲んだバリウムが翌日になっても出てこない・・・腹痛がする・・・そんな時は早めに医療機関を受診しましょう。
バリウムで何回もレントゲン撮影するのは放射能の被ばく量が多いので危険度が高いため、バリウムでレントゲン検査は禁止している国もあるようです。
バリウムでレントゲンの胃がん検診が不安なら、胃カメラに切り替えるのも検討してみてはいかがでしょうか。
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