4月下旬から5月・・・ちょうどゴールデンウィークは東北地方が桜の見頃になります。東北の三大桜は青森の弘前公園、岩手の北上などとならび賞される、秋田は角館に桜の名所があります。角館の桜について紹介します。
角館の武家屋敷 400本のシダレザクラが 樹齢200年以上も
角館の古い町並みは江戸時代の初め、芦名義勝によって造られました。仙北平野の北側に、三方は山々、西は桧木内川、南は玉川に沿った城下町にふさわしい土地でした。
特徴的なのは南北に延びる町の中央に「火除け」を作り、武家居住区の「内町うちまち」と町人居住区「外町とまち」とに分けて建設したことです。
その後は芦名氏から佐竹北家の城下町として栄えていました。
武家屋敷は城壁の役割も果たしましたが、シダレザクラが古くから植えられ桜並木が美しい観光名所となりました。
現在も江戸末期の屋敷のまま、武家の母屋、門、蔵などの形を残しています。
その武家屋敷をはなやか飾るシダレザクラは、今から350年くらい前にさかのぼります。佐竹家の2代目、義明氏の妻が京都から輿入れの時の嫁入り道具に、3本の桜の木の苗木がありました。
それが基になり、現在まで残っているといわれています。450本ほどあるシダレザクラの中で162本が国の天然記念物に指定されています。
風情ある城下町の黒塀に群をなして両側から咲く美しいシダレザクラをぜひ、見に行きましょう。
桧木内川堤には 雄大なソメイヨシノの桜並木が
同じ時期、町の中心部を流れる桧木内川（ひのきないがわ）堤沿いにはソメイヨシノの桜並木が楽しめます。こちらは全町２ｋｍの長さになる桜のトンネルが楽しめます。
こちらのソメイヨシノは昭和9年に現在の天皇陛下のご誕生を記念して植えられました。
1972年頃、川の堤防に樹木を植えているとその根で堤防に穴が空き、そこから水がしみこむと堤防が壊れてしまう・・ということで、堤防には樹木を植えないという河川法が制定されました。
桧木内川堤の桜もその法律の制定によって、桜が切り倒されるかもという危機に陥りました。しかし、桜を桧木内川堤に残したいという町民の願いが実り、桜のトンネルを国の文化財として残すことになりました。
桧木内川の穏やかな流れとともに美しい桜並木は国名勝の指定を受け、平成2年、武家屋敷通りといっしょに「日本さくら名所100選」に選ばれました。
角館へのアクセス バス、新幹線、車なら駐車場は
まずは角館観光協会情報です。
一般社団法人 角館町観光協会
〒014-0369
秋田県仙北市角館町上菅沢394-2
TEL:0187-54-2700
JRでは 秋田新幹線 角館駅下車
武家屋敷シダレザクラ 角館町表町、東勝楽丁他 JR角館駅より徒歩20分
桧木内川堤ソメイヨシノ 角館町小勝田中川原、北野 JR角館駅より徒歩15分
関東よりの高速バス
横浜西口～浜松町～角館営業所 (約14時間) ポート＆レーク号
江ノ電高速バス予約センター 電話0466-24-5006
羽後交通高速バスセンター 電話0182-32-9500
車では 東北自動車道 盛岡ICより1時間10分
秋田自動車道 協和ICより30分
桧木内川堤沿いに桜並木駐車場あり。1台500円。150台くらいありますが、車の場合混み合いますので午前10時前には駐車場に入れた方が良いです。
まとめ
桜の時期は見所が2カ所ある角館は魅力的ですね。開花時期ですが、例年少しずつずれがあるようです。
今年も4月20日～5月5日まで角館の桜まつりが開催されています。
ぜひゴールデンウィークにはたずねて見ましょう。
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