毎日着るような制服のブラウスや体操着のシャツ・・・白いシャツの脇のところが黄ばんできていませんか。
脇汗の黄ばみの落とし方を紹介します。
脇汗で白いシャツに黄ばみができる原因は
人間の汗を出す汗腺には2種類あります。全身に分布している「エクリン腺」はほとんどが水分です。こちらは黄ばみの原因にはなりません。
もう一つの「アポクリン腺」こちらは水分の他にタンパク質や脂質も含んでいます。体の中で体毛がある、脇、耳、局部などに多く分布しています。
ワキガの方はこのアポクリン腺が多いようです。脇の黄ばみはこのアポクリン腺の汗の「リポフスチン」という色素が原因です。
白いシャツの襟元や首回りは黒っぽくなりますが、脇のあたりだけは黄色くなるのは汗の成分のリポフスチンのためだったのです。
もう一つ、脇汗の消臭のために汗をかく季節はデオドランド剤を脇につけてからシャツを着る方も多いでしょう。
実はそのデオドランド剤が汗のと相性が悪く、黄ばみの原因になっている場合があります。
しばらく、脇のデオドランド剤はやめてみる・・・というのも黄ばみを抑えるには一定の効果があるかもしれません。
脇汗の黄ばみを落としてみよう 簡単なやり方は
しかし、ついてしまった黄ばみはなんとか落としたいですね。
まずは塩素系漂白剤でのつけおきを試してみましょう。
シャツの黄色くなった脇の部分が表側に出るように折りたたんでおきます。
たらいかバケツに水をシャツが浸るくらい入れておきます。漂白剤の効き目をよくしたいので深く水を張る必要はありません。
そのたらいにたたんだシャツを沈めておきます。
塩素系漂白剤をキャップの1/2杯くらい入れて、脇の黄色い部分に直接、原液をかけます。
そのまま1時間ほどつけおきしたら、シャツを軽く絞り、普通に洗濯してみましょう。
これで、軽い感じの黄ばみは真っ白になるかと思います。
脇汗の黄ばみの落とし方 ガンコな場合はこのやり方で
脇汗の黄ばみにはアルカリ性の重曹を使うのが効果的です。この重曹を使った強力な黄ばみの落とし方を紹介します。
この重曹と酸素系漂白剤+熱を加えるというトリプルなあわせ技です。
先ほどの塩素系漂白剤ではなく、酸素系漂白剤を使ってください。
小皿などに、液体酸素系漂白剤2、重曹1、の割合で入れて、ペースト状に練り合わせておきます。
そのペーストを脇汗の黄ばみの所に塗ります。
そこに、アイロンなどのスチームを当てます。ドライヤーの熱風でもかまいません。この酸素系漂白剤は40度か50度でもっとも効果が出てきます。
ペーストを塗ったところが泡立ってきたら、ぬるま湯でさっとすすいで、そのあとは普通に洗濯してみましょう。
この方法は漂白力が絶大なので、色柄柄物には使わないでください。
まとめ
脇汗の黄ばみは、脂肪やタンパク質の汗に含まれる成分で作られてしまいます
汗の成分は人それぞれで、デオドランド制汗剤も組み合わせによっては黄ばみの原因になるようです。
洗濯や染み抜きで解決するなら、がんばってきれいなシャツにしてあげたいですね。
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