10月に入ると子どものインフルエンザの予防接種のことが話題になってきます。
数年前の鳥インフルエンザが世界的に流行していた頃は8月くらいから予約でワクチンがなくなり大騒ぎでした。
今年のウワサではインフルエンザの予防接種の料金が値上がりしたようなんです。インフルエンザの予防接種は任意で健康保険がきかないのでちょっと気になります。
今年、2015年のインフルエンザの予防接種についてしらべてみました。
インフルエンザのワクチンは毎年変わるの？決め方は？
実はインフルエンザのワクチンの種類は毎年変更されているんです。
日本だけでなく、世界も視野に入れてインフルエンザの情報を集めて流行を予測して決めています。
毎年、世界保健機構が推奨ワクチン株を発表し、日本の国立感染症研究所やインフルエンザの専門家が日本国内の流行を調査し、世界の最新情報などと調べあわせて日本の今年のインフルエンザワクチンが決定されています。
インフルエンザの予防接種の頃に、今年はA型が・・とかB型とかの話になりますよね。
このどちらのどんな種類が流行るかを統計的に研究して予防接種のワクチンを決めています。
今年のインフルエンザの予防接種が高い理由はどこに？
たいていはインフルエンザのワクチンはA型を2種類、B型を1種類、合計3種類のワクチンを組み合わせています。
C型のウィルスもあるのですが、感染例が少ないのでワクチンからは除外されています。
今年のA型ワクチンは
H1N1 H3N2 の2種類です。
A型はウィルスが変異しやすく、大流行の可能性があるので、必ず2種類入っています。
今年のB型のワクチンは
山形系統 ビクトリア系統 の2種類です。
B型はA型とインフルエンザの症状はそんなに変わらないのですが、胃腸などの消化器系に影響が出る傾向があります。
例年でしたら、このどちらかひとつをA型に組み合わせるのですが・・・
ここ2，3年はB型の予測が混在していて、2種類のどちらが流行るか予測が難しくなってきました。
それで、今年、2015年のシーズンはB型も2種類ともインフルエンザのワクチンに入れて予防接種することになりました。
今年からA型が2種類、B型も2種類、合計4種類のワクチンをインフルエンザの予防接種に使用することになりました。
ワクチンの種類が1種類増えて、製造原価が上がり、値段も高くなってしまったのです。
平均して500円から1000円くらいの値上がりとなりました。
まぁ、その分広い範囲のウィルスに効くでしょうから仕方ないかなとは思いますが。
インフルエンザの予防接種 病院で値段が違うわけは？
私が子どもの頃は小学校でインフルエンザの予防注射を集団で受けていたような記憶があります。
今はインフルエンザの予防注射は任意で摂取することとなり、健康保険対象外なので値上げは気になります。
早速かかりつけの小児科に電話をしてみると
「今年はワクチンの種類が増えたので昨年の3500円から4000円に値上がりしました。」
というお話でした。
しかし、このインフルエンザの予防接種の料金、病院によって違うのはなぜなんでしょうか。
昨年2014年の東京都内の病院の例ですが
・A病院（渋谷区）5400円
・B病院（港区赤坂）2500円
・C病院（港区新橋）1080円
この違い、何なんでしょうか。高い方が良く効くような気がしますが、ワクチンの効き目はどこも同じなんだそうです。
インフルエンザの予防接種の料金は個々の病院で設定して決めることができます。
大病院は病院の維持費や人件費がかかるので、高く設定している所もあるようなんです。
病院に電話すれば、予防接種の料金は教えてくれますので調べてみてはいかがでしょうか。
内科以外の病院、たとえば耳鼻科や婦人科でもインフルエンザの予防接種は行っているところはありますので調べてみる価値はありそうですね。
自治体によってはインフルエンザの予防接種に補助金が出る場合があるようです。
摂取予定の方が65歳以上、13歳未満の場合はお住まいの自治体のHPなどで確認してみると良いでしょう。
あとがき
我が家は娘の通っている小児科で毎年、主人と私、家族3人でインフルエンザの予防接種を受けているのですが、この値上がりにびっくりしています。
娘はいつも通り、小児科で受けさせようかと思っていますが、主人と私の分は少し調べてから、安いところで受けようかな・・と今から考えています。
高いし、どうせうつるから予防接種は受けない・・みたいな考え方もありますが、一週間寝込むかも・・とか考えたらぞくっとしますので、我が家は高くても受けておこうかなと思っています。
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