秋も深まってきて寒くなるとウィルスが原因の感染性胃腸炎が流行ってきます。
熱が出ることからお腹からくる風邪とか思いがちですが、お腹の痛みや下痢が続くのはどうにもツライ物です。
今年はどうも大流行の兆しがある、ノロウィルスについて調べてみました。
ノロウィルスはどこから体の中に入ってくるの?
ノロウィルスは人の口から入ってきて、小腸で増殖して悪さをするウィルスです。
この感染のしかたはウィルスが付着した手で口に触れることで起こる「接触感染」とウィルスで汚染された食物を食べてしまう「経口感染」と呼ばれています
ウィルスのついた手で食べ物を切ったり、触ったりすると食べ物にウィルスがつきます。その食べ物を食べるとそのまま口からウィルスが入ります。
あるいはドアノブについているノロウィルスを手で触ります。手を洗わずにそのまま食事をすると、やはり口からノロウィルスが入ってきます。
ノロウィルスに感染した人の吐瀉物をあわてて素手でぞうきんがけ・・・などですと手にばっちりウィルスがついてしまい、結果的には接触感染してしまいます。
ノロウィルスは強い感染力があり、数10個から100個のウィルスの量で感染して発病します。
インフルエンザウィルスは1000個から3000個で感染と言われていますから、ノロウィルスの強さがわかりますね。
ノロウィルスに感染するとどんな症状がでるの?
ノロウィルスに感染してから発病するまでには潜伏期間が1~2日間あります。
ノロウィルスの初期症状は37度くらいの微熱から始まります。高熱が出ても38度程度で、インフルエンザのように高熱が短時間でガーっとあがってくるような事はありません。
つらいのは小腸でノロウィルスが増殖すると、おう吐や下痢を引き起こしてしまいます。
その上ひどい腹痛が襲いますのでダウンしてしまうのです。
小さなお子さんですと、下痢やおう吐で脱水症状になりますので、水分補給が肝心です。
熱が出るので風邪と勘違いする方もいますが、咳やくしゃみ、のどの痛みなどの風邪的症状にはなりません。
風邪ではなく、ウィルスが原因の胃腸炎なのです。
吐き気や下痢、腹痛などつらい症状が多いですが、健康な大人が感染した場合ですと、数日寝込む程度で治ってしまうので死亡するような重篤な病気ではありません。
小さなお子さん、高齢者で持病のある方などが感染して発症すると下痢やおう吐から脱水症状をおこし、危険な状態になることもありうるので注意が必要です。
高齢者は誤嚥(おう吐物が気管に入ってしまうこと)による肺炎にも気をつけてあげましょう。
ノロウィルスの感染を防ぐにはどうすれば良い?
現時点ではノロウィルスに対する特効薬やワクチンはありません。そしてノロウィルスはインフルエンザと同様、型が変異して、種類がいろいろあり、毎年流行する型が違っていたりするのです。
ノロウィルスに感染して発症してしまったら、対処療法しかありません。治るまでトイレに通って、こまめな水分補給、消化の良い物を少しずつ食べて、体を休めておくしかないのです。
感染をしないようにする・・・ウィルスを体に取り込まないようにするのが肝心です。
ノロウィルスの感染を防ぐには「手洗い」が基本です。
・石けんで手洗いすること
・泡立てたら丁寧にもみ洗いを30秒
・すすぎもしっかり15秒
これを外出から帰ったとき、ごはんを食べる前に丁寧に実行しましょう。
丁寧な手洗いだけで90%以上のノロウィルスを除去できるそうですよ。
あとがき
日本では2006年から2007年の寒い時期にノロウィルスが大流行しました。
学校から子どもがもらってきて、世話をしているお母さんが感染、しまいには順番に家族全員が寝込んでしまう事態になったお宅も多いようです。
新型のノロウィルスのせいで、免疫がないため、感染がどんどん広がってしまったようです。
どうも今年、2015年も同じような兆候がみられるようです。またそのことも紹介したいと思っています。
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