寒くなるとこたつはありがたい暖房器具です。気持ちよくてウトウトこたつで寝てしまうこともあります。
しかし恐ろしいことにいつの間にか低温やけどになっていたなんてことがあります。
こたつといえば、猫はこたつが大好き。でも元気なねこが低温やけどしていたなんてあまり聞いたことがありません。
こたつと低温やけどについて調べてみました。
こたつで寝たら低温やけどになってしまった・・その理由は?
低温やけどとは人間にとって心地よい低い温度でも、長時間皮膚に接することによって、熱いとかんじないままやけどをしてしまうことを言います。
低温やけどは表面上は小さく赤くはれているだけでも、皮膚の深い皮下組織までやられていることがあるので、おそろしいやけどなんです。
こたつに入ってウトウトしてそのまま寝てしまう・・きちんと靴下やズボンをはいて寝ていれば低温やけどになることはありません。
洋服がこたつの熱を遮断してくれるので大丈夫です。
しかし、靴下がずれていて、すねの部分の皮膚が露出していた。
お酒に酔って、靴下を脱いだままこたつに入って寝てしまった。
女性が薄いストッキングだけで長時間こたつに入っていた。
このような場合はかなり低温やけどになる場合が多いので気をつけましょう。
猫はこたつが大好き・・・低温やけどにはならないの?
猫は暖かいところが大好きでこたつを出すとすぐに中に入ってきて丸くなっていますね。
猫は暖かい自分の毛皮におおわれているので、皮膚の薄い体毛の少ない人間よりは低温やけどになりにくいと言われています。
特に冬は寒さを防ぐための厚い冬毛が猫を守ってくれます。
人間がこたつにはいるときは
・靴下や、ズボンをしっかりはいて、肌を露出しないようにすること。
・こたつはタイマーを使って長時間使用しない設定にしておくこと。
このようなルールでこたつを楽しんでいれば、低温やけどにはならないと思います。
こたつで寝ると体の温度調節をつかさどる器官がうまく働かなくなり、風邪を引きやすいので寝ないのが一番ですけどね。
こたつで低温やけど・・普通のやけどより重傷の場合も
「こたつで寝ちゃって低温やけどしちゃった!」
なんて話は若い方なら笑い話ですむこともありますが、高齢者は要注意です。
70才の男性でこたつで裸足で寝てしまい、朝起きたら、指から出血するほどの火傷をおい、指を切断しなければならなくなった・・というような事例もあります。
高齢者の場合は皮膚感覚が鈍くなっているので熱さが感じにくく、低温やけどの被害にあいやすいのです。
あと、使い捨てカイロも低温やけどの原因になるのですが、
・使い捨てカイロを体のどこかにつけたまま、こたつに入る・・
体に貼るタイプの使い捨てカイロが特に心配です。カイロをはったままの場所が二重に暖められ、やけどが重傷化してしまいます。
これはもしかして低温やけどかな?と思ったら、すぐに皮膚科に受診しましょう。
あとがき
実は猫もこたつで低温やけどすることがあるようです。厚い毛皮が、こたつの熱い温度を感じにくくしている・・体がよく動かなくなっている老猫などは要注意です。
猫も肉球の部分は皮膚を露出しているので、こたつから出た跡に肉球を妙に気にしているような場合は軽くやけどしているかもしれませんので、気をつけてあげましょう。
猫ちゃんも人間もお年寄りは低温やけどに要注意してくださいね。
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