新潟県小千谷市片貝町で毎年9月に開催される片貝まつり。世界でも最大級の四尺玉花火が打ち上げられる花火大会が有名です。
越後三大花火大会は、海の柏崎花火、川の長岡花火、そして山の片貝花火と言われています。
片貝花火の紹介とアクセスを紹介します。今年は平日開催なんで今からでも高速バスは空席があるみたいですよ。
新潟の片貝まつりの花火は 歴史がある奉納花火
片貝まつりの花火大会の正式名称は
「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(あさはらじんじゃしゅうきれいたいさいほうのうだいえんか)」という長い名前です。
名前が示すとおり、浅原神社へ奉納する花火まつりなんです。
花火の歴史は古く400年前の江戸時代に浅原神社にお賽銭を入れる代わりに花火を奉納して願いを祈ったのが始まりです。明治24年(1891年)に片貝町で三尺玉花火が初めて打ち上げられ、三尺玉誕生の場所として有名になりました。
その後も世界最大の四尺玉花火、尺玉入りスターマイン花火など大型の仕掛け花火が満載で現在では2日間で1万5000発ほど打ち上げられています。
花火大会のスポンサーは地元の企業の協賛が多いですが、ここの花火は地元の片貝町、新潟県内、関東や関西など日本全国各地から個人協賛でお祝いや願いを込めた花火もたくさん打ち上げられているのが特徴です。
最近は女姓の名物アナウンサーが花火を打ち上げる前に
「祝 孫○○ちゃん誕生 ○×お兄ちゃん○★お姉ちゃんと3人で仲良く育ってね。
東京都○○区 じいちゃんばあちゃんより」
なんて感じで話し言葉のコメントの後に奉納花火が打ち上がります。
これを読んでいるあなたも、協賛金を出して申し込めば、片貝花火をコメント付きで打ち上げてもらえるのです。
スターマインは片貝中学を卒業した同級会員が、成人、33才、42才、50才、還暦になるとお金を団体で協賛して打ち上げます。
毎年初日の9月9日の後半、還暦大スターマインは四尺玉とともに見応えのある花火に仕上がっていて、人気があります。
片貝まつりの花火大会 日程と打ち上げ場所は
片貝まつりの花火大会
開催日時
2017年9月9日(土)~9月10日(日)
毎年、9月9日、10日に打ち上げます。今年は週末の土日開催なので混雑が予想されます。
打ち上げ時間
19:30~22:20
雨天でも決行します。台風で風速10m以上の場合は順延します。
当日の花火打ち上げ情報は
TEL:0180-99-3939(自動音声案内)
打ち上げ場所 新潟県小千谷市片貝町 浅原神社裏手
浅原神社の住所
〒947-0101 新潟県小千谷市片貝町6548
有料席 浅原神社前 桟敷席:8名3万円(マス席、2日通し券)当日券あり
片貝小学校グラウンド、旧片貝中学校跡地に自由観覧場所あり
問合せ先
片貝町煙火協会(かたかいまちえんかきょうかい)
TEL 0258-84-3900
TEL 0258-84-7880
FAX 0258-84-3902
〒947-0101 新潟県小千谷市片貝町6532-5
*開設期間 : 4月1日~9月30日 (土・日・祝日 休み)
小千谷市商工観光課
TEL 0258-83-3512
FAX 0258-83-0871
〒947-8501 新潟県小千谷市場内城内2丁目7番5号
E-MAIL kanko@city.ojiya.niigata.jp
2014年の片貝まつりの観客数は合計で20万人でした。
露天商が浅原神社境内、参道、神社入り口あたりに200店ほど出店しますので軽食にはこまらないです。
トイレは片貝町煙火協会指定駐車場、神社境内、協会指定観覧場所、有料桟敷先に設けられています。
片貝花火を東京から行くなら 高速バス利用がおすすめ
片貝花火を見に行くなら車で大型駐車場に止めてシャトルバスを利用するのが楽ちんでおすめです。
・小千谷市内シャトルバス
シャトルバス利用無料駐車場
イオン小千谷店 300台(早い時間に満車になります)
小千谷市総合体育館 300台
白山運動公園 400台
行き(15:00~19:30まで)
始発:イオン小千谷店~片貝製作所:終点から徒歩20分
始発:小千谷市総合体育館~白山運動公園~片貝製作所:終点から徒歩20分
帰り(20:30~23:00まで)
始発:片貝製作所~白山運動公園~小千谷市総合体育~イオン小千谷店
運賃 大人片道400円 小学生200円
シャトルバスも花火打ち上げ時間ぎりぎりでは大変混雑します。遅くとも17:00くらいには駐車場に車を入れましょう。イオン小千谷店で停めたいならもっと早く停車しましょう。
片貝まつり当日の駐車場利用状況情報は
小千谷観光協会のHPへ(14:00~18:00の駐車場状況を更新)
車で帰りに高速道路のインターを利用する場合、最寄りの長岡南越路スマートICは大変混雑します。新潟方面は長岡IC、東京方面は小千谷ICを利用しましょう。
東京方面からは新幹線で長岡駅から臨時バスが出ていますが、以外と使えるのが、池袋~新潟間の高速バスです。
9月9日と10日だけ、片貝に高速バスが停車します。そこから浅原神社までは1.6km、徒歩で20分程度の距離です。
・高速バス(池袋~新潟線)
片貝まつり期間中の9月9日、10日池袋~新潟線(予約制)が関越道片貝バス停に臨時駐車
東京方面から、花火観覧場所まで直行できる高速バスをぜひ利用してください。
【電話予約】
・新潟交通 高速バス予約センター 025-241-9000(電話受付 9:00~18:30)
・越後交通 西長岡案内所 0258-29-1850(電話受付 9:30~17:30)
・西武バス 座席センター 03-5910-2525(電話受付 9:00~19:00)
高速バスの予約は乗車日の1ヶ月前からです。例年、8月9日から片貝停車の高速バスの予約ができます。今年、予約が取れなくても来年の参考にしてください。
夜行バスの注意点はこちらにまとめてあります。
まとめ
9月9日には3尺玉の木筒を引っ張る「伝統筒引き」、10日には「片貝花火音頭」、「古式玉送り」などの伝統行事も行われています。昼のお祭りは片貝町出身者の成人式的なお祭りでもあるようです。
花火が始まる夕暮れ頃に、はっぴを着て酔いどれているのは地元の方たちです。
片貝町から嫁をもらうと身上がつぶれる・・・何かというと花火にお金をかけるため財産がなくなるなんて言い伝えがあるくらい、片貝の方は花火が大好きなんです。
片貝町出身の方は仕事を休んで9月9日、10日はまつりに参加して3時間近い花火を楽しむそうな。そんな花火バカの片貝まつり、毎年来たくなるほどはまりますよ。
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