うちの地域は冬は雪がちらついて寒い場所です。6年ほど前に新築した時、暖房は電気式の蓄熱暖房機を選びました。
蓄熱暖房機とは中にレンガのような石が入っていて、ヒーターを利用して夜間電力で石を熱くします。その輻射熱で1日中やんわりと暖かいのが特徴です。石油やガスなどを燃やすわけではないので、換気もいらず、湿気もでません。
しかし古いシステムの暖房機器なので、設置するのに場所をとる、夜間電力を使っても電気代がかなり高額であるというデメリットもあります。
我が家の蓄熱暖房機は3台あるのですが、どのように設置してあるのか紹介します。
我が家の蓄熱暖房機は3台、設置場所はこんな感じです
我が家はパナソニックさんを仲介にユニデールというメーカーの蓄熱暖房機です。
1Fのリビングに7kwが1台、玄関のホールに3kwが1台、2階の階段をあがってすぐの場所、ホールに3kwが1台設置されています。
家を新築することがきまり、設計段階ではまだ暖房はどうするかきめていませんでした。最初はガスで給湯、暖房もガスで不凍液を温めてできる温風カセット式の暖房にしようかと思っていたのですが。
主婦の私がアレルギー性鼻炎持ちなので、温風が部屋を回るのはつらいかもと、主人が輻射熱で暖かい蓄熱暖房を選んでくれたのです。オール電化で給湯はエコキュート、キッチンはIHとなりました。
本当は蓄熱暖房機を採用するなら、なるべく四角い立方体に近い間取りにして、1階に7kwを1台、2階に3kwを1台くらいの方が効率的な感じがします。
うちは設計士さんのすすめで3台がばらばらの場所になりました。
蓄熱暖房機、電気代節約には、設置場所が大切かも
オープンキッチンのリビングが我が家で一番広い部屋です。家族みんなが集まる場所、一番大きい7kwの蓄熱暖房機が部屋全体を暖めてくれます。
玄関は3kwが設置してあります。人の出入りがあるので、玄関ドアから寒い空気が入ってきて効率は悪いです。しかしこの場所に蓄熱暖房機があることで風呂の脱衣所や寝室が暖かいのです。
我が家は部屋の入り口を引き戸を採用しました。冬の夜は寝室の引き戸を開けて、蓄熱暖房の熱が部屋に入ってくるようにしています。
2階のホールにある3kwは、廊下のサンルームに干してある洗濯物をからりと乾かしてくれます。
うちでは蓄熱暖房が稼働していない11月と3月が一番、洗濯物が乾かなくなります。
ばらばらに置いてあるので、効率は悪いかなと思いましたが、去年の12月はリビングの7kwの蓄熱暖房機は稼働させず、3kwを2台だけで過ごしてみました。リビングはエアコンの暖房だけで我慢しました。今シーズンの冬は暖冬だったので案外平気でしたが。
おかげさまで、前の冬の12月より、1万円くらい電気代が安かったです。
蓄熱暖房機 電気代の節約に挑戦!去年との違いはどう?vol.2
このようにばらばらに蓄熱暖房機が置いてある場合は代替えの暖房機があれば、蓄熱暖房機を稼働させない、つけていても蓄熱量の設定を低く抑えるなどすれば、電気代が節約できるようです。
蓄熱暖房機、1月はフル稼働 電気代を去年と比較してみたら
さて、2016年も1月の半ばから冷え込んできました。最高気温が10度を切るくらいから、主人がリビングの7kwの蓄熱暖房機を稼働させました。これで3台の蓄熱暖房機がフル稼働となりました。
蓄熱量の設定は全体の6割くらいで控えめだったのですが。1月24日の日曜日は大雪になり、かなり寒かったですが、エアコンも併用してリビングを暖めました。
娘は朝起きると、蓄熱暖房機の前でパジャマから着替えています。
東北電力から平成28年1月の電気使用量が届きました。去年と比べてみましょう。
平成27年1月は54,621円、今年、平成28年1月は44,849円でした。
差額は、9,722円でした。2週間くらいしか7kwの蓄熱暖房機を使っていないのですが、思っていたより節約できなかった感じがします。
今は雪がまわりに残っていてまだかなり寒いです。娘の小学校ではインフルエンザも流行ってきています。しばらくは節約より暖房効果を優先させねばなりません。
昼間の電気代を節約できるよう、朝8時を過ぎたら、下から温風がでないようにスイッチを押しています。
また最高気温が10度くらいになってきたら、7kwの蓄熱暖房機の使い方を考えたいと思います。
あとがき
我が家はオール電化なのですが、今一番気になるのは、今年の4月から始まる、電気料金の自由化です。
石油会社のエネオスは自社で火力発電機を持っているので相当に安いらしい・・とか、東京電力はドコモやauなどの携帯電話会社と提携してサービスをするらしいとか・・。
いろいろな話が出回っていますが、まだ2月に入らないとはっきりした料金体系が出てこないようです。
よく見極めて、サービス、料金、安全な電力会社を選びたいなと思っています。
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