新潟は村上のひな祭り、「町屋の人形さま巡り」、今年は16回目の開催となりました。小雨が降っていましたが初日の3月1日に散歩がてら見に行ってみました。のんびり看板に誘われてたくさんの人形達がお出迎えしてくれました。
冨士美園でお茶を 田村酒店、早撰堂 黒塀の建物もすてきです
今回は新潟駅あたりから車で1時間くらいドライブして出かけました。新新バイパス(新潟~新発田間の国道)から日本海東北道に入り、村上瀬波温泉ICで下り、村上市街に向かいます。今日は日曜日でしたので村上市役所の駐車場に車を止めました。
朝10時過ぎでいたが、ちらほら黒い人形さま巡りの地図を持った観光客を見かけました。大型バスも村上市役所に到着していたようです。この地図はお人形を公開しているお店にはどこでもたくさんおいてありました。
市役所を背にしてまっすぐ、大町の信号を左に曲がると時計台のような「酒」と大きな塔が目印の田村酒店をお邪魔しました。店先に上品なおひな様が展示されていました。
そのまま上町方向へまっすぐ進み、お茶の冨士美園さんへ。女将さんが奥の茶の間へ案内してくれて、見事なおひな様を拝見できました。
いろりにあたってお茶を一服いただきました。
お庭もきれいでゆっくりお人形を眺めてのんびり過ごせました。その後は再び大町方向へ。益陣さんでは勇壮な五月人形を拝見しました。
早撰堂さんでは江戸時代に姫路から村上に来たという由緒あるおひな様が展示されていました。
このあたりは黒塀づくりのお店が多く、雁木もあり小雨でも歩きやすかったです。
町屋の人形さま巡りはここから 鮭の「きっ川」へ 浪漫邸も
町屋の人形さま巡りを始めるきっかけとなった鮭の「きっ川」へむかいました。黒塀作りのお店の前にもけっこうな人だかりです。お店の中に入ると、まずは奥の座敷の人形を見るように促されました。
圧倒的な人形の量と迫力にびっくりしました。
武者人形もりりしく飾られています。
大ぶりの鮭も天井からたくさんつるされていました。奥の方にもたくさんあるようです。帰りに鮭の焼き浸しや佃煮を試食、おいしいのでお土産に少し買いました。
そのまま、黒塀作りの浪漫邸へ。ここは昔は第四銀行の支店長の宿舎だったらしいのですが、先ほどのきっ川さんのご主人が買い取って改装して使用しているそうです。
人形はウズベキスタンの異国的でロマンチックな感じです。
中のテーブルや椅子、壁や窓の感じが洋館と和室の和洋折衷なすてきな作りでした。
村上駅近く お茶の九重園には家宝の大名行列がお迎え
最後に村上駅方向にまっすぐ歩いて行くとお茶の九重園がありました。村上はお茶の産地の北限と言われていて、お茶やさんが多数あります。九重園はなかでも老舗のお茶屋さんです。
ここのおひな様はお殿様からいただいたという家宝の大名行列が珍しいです。
お店の細長ーい作りの左右に人形が丁寧に飾られていました。
お茶も配られ、たくさん人が見に来ていました。少し行列ができて並びながらお人形を拝見しました。
あとがき
お人形は70カ所以上の店舗に飾られているようですが、一日でまわるのはとても無理、また日をあらためてきてみたいです。
村上の町屋の人形さま巡りは3月1日から4月3日まで。懐かしいきれいな人形達が出迎えてくれます。春を感じにぜひ見に来てください。
町屋の人形さま巡りの情報はこちら
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