夏が近づいてくると、キッチンの小バエが気になり始めます。ドラッグストアには、小バエを寄せ付ける製品や、粘着リボン等が売っていますが、そうした製品に虫がくっついているのを見るのもイヤなんです。
テレビの情報番組で「クローブという釘状のスパイスを柑橘系のフルーツにさしてつるしておくと、小バエよけになる」というのを見ました。
食べられるもので虫除けになるならありがたいなぁと思い、早速クローブとレモンを買ってきて、虫除けを作ってみました。
クローブで虫除けが作れる?早速レモンで作ってみた
我が家は小松菜とレモンをメインにしたスムージーを毎朝飲んでいます。それでいつでもレモンの買い置きがあります。
スーパーで「クローブ」を一瓶買ってきました。12g入りで300円くらいでした。これを全部使えば、レモン1個は埋まるかなと思います。
クローブをお皿に出すと強烈なシナモンのような独特な香りが広がります。つぼみの部分が膨らんで釘みたいな形をしています。
日本では「丁字」という釘を意味する漢字名があります。「ちょうじ」と読みます。英語でも釘を意味する「Clove」から「クローブ」と呼ぶそうです。
竹串で穴をあけて、クローブを一個ずつ差し込んでいきます。なんだか手芸の針山を作っているみたいで楽しいです。
クローブをひと瓶使いましたが、後ろの方で足りなくなりました。本当はつるしておくらしいのですが、小皿に置いて使うことにしました。
クローブの虫除けレモンにカビが生えてきた
クローブを刺したレモン、キッチンのシンクのそばに置いて小バエよけにしています。
香りが強いのでうちの娘は
「小バエはいなくなるかもしれないけど、私もいなくなる・・」
とか嫌がっていました。
でもお友達が遊びに来ると、お菓子を置いたテーブルの真ん中に、クローブのレモンが置いてあります。
「小バエがお菓子によってくるみたいだから、置いてるんだ。」
案外、便利に使っているようです。
レモンにクローブをさして、1週間くらい経ちました。心なしか小さくなったような気がします。ふと思い立って、クローブの刺していない部分はどうなっているのかと思い、ひっくり返してみました。
するとクローブが足りなかった部分にしっかりカビが生えていました。
ああこれは処分しなきゃダメかなと思いましたが、不思議なことにクローブが刺してあるところは全然カビていないんですよ。
このまま腐る感じもないですし、カビの部分をアルコールが含まれている抗菌ティッシュでよく拭いて様子を見ることにしました。
クローブの抗菌力で虫除け本格的なポマンダーの作り方は
この、レモンで作ったクローブの虫除けですが、ヨーロッパでは柑橘系の果物にクローブをさして乾燥させたもので「ポマンダー」というにおい玉として昔からよく作られていたようです。
私がテレビの情報番組で見たのは、母の日に子供がお母さんのために作ってプレゼントすみたいなことを話していたので、もっと簡単な虫除けかと思っていたのですが。
私は生のレモンにクローブをさして、いっちょできあがり!みたいに思っていたのですが、リボンを巻いてつるすためにマスキングテープを貼ったり、クローブのない所はカビ対策でシナモンなどのスパイスをまぶします。
やはりクローブのないところはカビてくるので対策が必要でした。
そしてしっかり乾燥するまでガーゼなどでくるんで、風通しの良いところで乾燥してできあがる、手間がかかるものなんですね。
さて、私が作ったレモンポマンダーですが、作ってから2週間経ちさらに小さくなりました。このクローブの釘の頭の部分から水分が蒸発していくようです。
裏の緑のカビもあれから増えることがなく、このまま乾燥していくようです。クローブのポマンダーはゴキブリも嫌がる匂いと評判です。この夏の小バエよけに活躍してもらおうと思います。
まとめ
この柑橘系の果物で作る、ポマンダー、乾燥させてできあがるまで1ヶ月くらいかかるようです。
母の日の贈り物と言うよりも、クリスマスに合わせて作って部屋に飾るそうです。乾燥に失敗すると私のようにカビるので、気温も湿度も高くない10月くらいに作るのがおすすめです。
乾燥したポマンダーに可愛いリボンをかけると、ちょっとしたプレゼントに良さそうですね
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