秋も深くなって木枯らしが吹く頃になると年賀欠礼の喪中はがきが我が家にもポツポツ届きます。
ああ、もう今年も年賀状の準備をしなければと思っていたのですが、亡き父が生きていた頃はかなり親しくしていた親戚から喪中はがきが届きました。
父のいとこであったおじさんが今年の7月に亡くなっていたそうなんです。そちらの息子さんからの年賀欠礼の内容でした。私は葬儀に呼ばれていた訳ではないので、喪中はがきで初めておじさんの訃報を知りました。
こんな場合どうすれば良いのでしょうか。
喪中はがきが来て初めて訃報を知ったのですが
おじさんは、父のいとこですので血縁関係からは少し遠いのですが、50代で早くに亡くなった私の父の葬儀の時はとてもお世話になり、香典も頂きました。
ただ私も結婚してやや遠方に引っ越してからは疎遠になっていき、最近は年賀状のやりとりもなかったのです。
おじさんは80代になっているはずですが、最近は葬式を昔のように大きくやらずに家族葬で簡素にすませるお宅も多いと聞きます。
おじさんの奥様であるおばさんは元気なようですので、喪中はがきのリストを製作しているときに何か気がついたのかもしれません。
それにしても今年の7月に亡くなったとすれば、もう11月ですので4ヶ月も経過しています。四十九日のお墓への納骨も済ませたあとだと思います。
さて、こんな場合はどうすれば良いのでしょうか?喪中はがきを見ながら少し途方に暮れました。
喪中はがきで訃報を知る 香典を郵送で送ることにしました
まずは私の父が亡くなったときの香典帳をチェックしてみました。葬儀の後、落ち着いてから香典袋に書かれた金額を元に香典帳を作ってあったのです。
これを見れば、どなたからいくら香典を頂いたかわかるので、その方が亡くなったとき、どれくらいの金額を包めば良いかおおよその判断がつきます。
香、御明かし、志などで、合計5万円ほど頂いていたようでした。
主人と相談して、手紙をつけて香典を3万円送ることにしました。
本来であれば何かお供えを持ってお仏壇にお参りして届けるのが良いのでしょうが、逆の立場で考えると、香典返しも用意していないのに突然訪問されても困るかもしれないですし。
息子さんの世帯はおばさんとは同居していなくて、おじさんのお宅が現在どのような状態なのかわからないというのもあります。
私の考えとしてはお互い、郵送の方が気まずくなくて良いのではと思いました。
この辺はどのくらい親しくしていた親戚なのかとか、直接仲良くしていた友人の訃報を後で知った場合とかで変わってくるような気がします。
香典を郵送で送る場合に手紙の書き方はどうすれば
正直、おじさんの息子さんとは数回面識があるだけで、あまり話をしたことがないんです。手紙の文面はシンプルにしようと思いました。
「○○○○様
この度は年賀欠礼のはがきをいただきまして、○○様がお亡くなりになられたことを知り驚いております。
ご逝去を存じ上げず、誠に失礼いたしました。心からお悔やみ申し上げ○○様のご冥福を心よりお祈りいたします。
大変遅くなりましたが、些少ながら御仏前を同封致しました。
寒い時期になりましたが、ご家族の皆様もお体気をつけてお過ごし下さい。」
もちろん、現金書留の封筒と、それに入る香典袋も用意しました。世の中、郵送で香典を送る人も多いようで、ちょうど良い大きさの香典袋が近所のスーパーにも置いてありました。
あとがき
現金書留でお香典を送ってから一週間経ちました。おじさんの息子さんから、香典返しの品が届きました。
なんと自分で商品を選べるギフトブックでした。3万円お香典を送ったので、その1/3くらい、1万円前後の商品でしょうか。
婚礼の引き出物にこのようなギフトブックがつくのは聞いたことがありますが、香典でもこのようなものがあるんですね。まぁ、相手がどんなものを喜ぶかはわからないし、商品券では味気ないので、良いのかもしれませんね。
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