夏も終わり、フルーツがおいしい季節になってきました。秋の初めのおすすめはいちじくです。そのまま食べても良いですが、まだ熟し方が足りないようないちじくでしたら、砂糖に漬けて酵素シロップを作るのはいかがでしょうか。。
いちじくのエキスが溶けたトロリとしたシロップ、酵素かすも極上の生ジャムに変身してやみつきになりますよ。
酵素シロップをいちじくで 皮も実もまるごと使えます
8月29日(土)
スーパーで今年はじめていちじくを見つけました。ちょっと高かったけど食べてみたら、まだ甘みがたりません。
そこで、もう1パック買い足して、いちじくの酵素シロップを作ることにしました。
いちじく・・・600g 上白糖・・・660g
果物と上白糖の割合は、1:1.1です。
容器はガラスの果実酒瓶2Lを用意しました。
いちじくは柔らかいので皮からまるごと使えます。まずはいちじくを良く水洗いしてペーパータオルなどで水分を拭き取ります。
好みにもよりますが、私はいちじくの酵素カスも生ジャムとして食べたいので、1個を四つ割りにしてから、また半分くらいに刻みました。
ここでボールに入れて、いちじくの重量を量ります。砂糖の量はいちじくの1.1倍です。
2Lの果実酒瓶で、果物は900gまではいりますが、果物の量が多い場合は、大きめのボールで砂糖をまぶしつけ、少し溶けてから、果実酒瓶に移しましょう。
こちらのスイカの酵素シロップを漬けるところを参考にしてみてください。
今回はいちじくの量が600gでしたので、瓶の中で砂糖を混ぜることができました。
さてこれから朝晩、いちじくを私の手でかき回して発酵させます。
いちじくの酵素シロップ 発酵するとピンクのクリーミィな泡が
9月6日(日)
いちじくを砂糖に漬けてから8日めです。昨日くらいから果肉の周りが泡だってきました。
何もしなくても浮いているいちじくのあたりが白っぽくなっているのがわかるでしょうか。
今日はザルでシロップを荒越しして、生ジャムを取り出そうと思います。娘が最後にかき混ぜるのを手伝ってくれました。
「うわー、お母さん、ピンクの泡がいっぱいになったよ!」
細かいクリーミィでムースのような泡がいちじくの良い香りと共に広がりました。生ジャムもいい感じにできているようです。
ザルにあげて、荒越しします。ねっとりしているので少々時間がかかるかな。
ボールに酵素シロップがたまりました。まだ表面は発酵しているようです。
酵素かすの生ジャムもたっぷりひとビンできあがりました。とりあえず冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
この酵素カスは生ジャムとしてヨーグルトに入れたり、トーストに塗ったりしておいしくいただけます。
スコーンに生クリームといちじくの生ジャムを添えると極上のスィーツになりますよ。
酵素シロップはフタをして常温に置き、数日間落ち着くのを待とうと思います。
酵素シロップをいちじくで作ると トロリとして蜂蜜のよう
9月11日(金)
いちじく酵素を荒越しして5日め、そろそろシロップは落ち着いたでしょうか。
フタをとってのぞいてみるとまだまだ発酵しているようで泡が増えているみたいです。そろそろ本漉ししてビン詰めしようと思います。
まずは上部のアクをスプーンやお玉で取って器に移しておきます。このアクも捨てずにスムージーに入れたり、お料理の仕上げの甘みにしたりして使いましょう。
私は保存ビンに水切りネットをかけて、もう一度、酵素シロップを漉しています。
いちじくは粘度が高く、トロリとしていてなかなかシロップがたまりませんが、かわりにねっとりとして蜂蜜のような味わいがあります。
発酵も進んでいて、ビンの方も泡が立ってきました。シロップの量としては900mlの山菜ビンでおさまりそうですが、念のため小さいビンにも移し替えておきました。
シロップがビンにたまったら、フタを軽くして冷蔵庫の野菜室に保存します。冷やすことで発酵がおさまります。
いちじくの酵素シロップは毎日少しずつ食べるのが楽しみです。
まとめ
私もいろいろなフルーツで酵素シロップをつくってみましたが、これだけ濃厚で味わい深いのはいちじくが1番だと思います。
いちじくは甘露煮などにしても、おいしいですが、独特のくせが出て苦手なひともいるようです。
いちじく嫌いのひとにだまって生ジャムをヨーグルトに入れたら、そのフレッシュなおいしさにペロッと食べてしまうのではないでしょうか。
その他のフルーツ酵素については
こちらのカテゴリーの記事を参考にしてください。
いちじくの甘露煮はこちらから
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