寒冷じんましんがいきなりできてかゆい!早く治すにはどうする

健康

私はアレルギー体質なので、ちょっとしたことでじんましんの症状がでることがあります。鰹のたたきが安くておいしいので、毎日食べていたら、発疹が全身に広がって猛烈にかゆくなり・・・。こんな風に食べ物とかが原因でしたら、そう心配していなかったんですが。

冬の時期に特に食べ物などの原因がわからずにじんましんが出たことがあります。どうも寒暖差が原因でおこる「寒冷じんましん」という病気があるみたいなんです。

寒い時期にでてくる寒冷じんましん どうしてできる?

昨年の冬のこと、寒い部屋でパソコン作業をしていました。電気代を節約するために、エアコンの暖房はつけずに、フリースなどを着込んでいたんですが。

お昼のコロッケとご飯を食べてしばらくすると、首の回りが少しかゆくなってきました。そのうちに背中や脇の下のあたりもどんどんかゆくなり・・・。心配になって裸になって鏡を見てみると・・・。全身に赤いミミズ腫れみたいな発疹がでていました。しかも猛烈にかゆいです。

平日だったので、あわてて皮膚科に駆け込みました。

先生「ははぁ、じんましんですね。お薬を出しておきますので、すぐに飲んで下さい。」

私「特に青魚とか食べていないのですが、原因はなんでしょうか?」

先生「冬場は寒暖差やストレス、疲労などで、じんましんが出ることもありますよ。我慢せずに薬を飲んで下さい。これで落ち着かなかったら、また来て下さい。」

ちょっと納得がいかなかったのですが、どうも「寒冷じんましん」という病気があるようです。

・冬場にジョギングをして汗をかいた後、温かい部屋に戻った時。

・外気温が4℃以下の時に防寒着を着ないで外に出た時。

・素足でフローリングなどの冷たい床を歩いたとき。

・朝、温かい布団から外に出たとき。

外的要因ではこのような急な温度差が皮膚に感じた時に寒冷じんましんの症状が出ることが多いようです。

寒冷じんましんがいきなり出てきたときの対処法は

寒冷じんましんは肌が赤くなって腫れてくるので、しもやけや乾燥肌とも間違われることがあります。

寒冷じんましん・・・冷たいものに触れる度に発症

・症状・・・蚊に刺されたように腫れ上がる

・できる場所・・冷たいところに触れたところ

・かゆみの期間・・・1~2時間

乾燥肌・・・寒くて乾燥する時期に発症

・症状・・・肌が赤くなりカサカサに

・できる場所・・・衣服などでこすれるところ

・かゆみの期間・・・約一週間

どちらも肌が赤くなってくるのですが、寒冷じんましんは冷たい温度変化が原因で、いきなり出てくることが特徴です。

もしこのような寒冷じんましんが原因と思われる状態に皮膚が腫れてきたら、どうすれば良いでしょうか?

寒冷じんましんの対処法はゆっくり体を温めることが肝心です。

もう1枚カーディガンなどの上着を着る、部屋の暖房をつけるなどが良いでしょう。

温めるのが良いとは言っても、熱い風呂に入るなどという急激に温めるのはかえって刺激を与えて症状がひどくなる場合があるのでNGです。

尚、普通のじんましんや乾燥肌は温めてはいけません。まずはクリームや乳液で肌を保湿することで症状が改善されます。

寒冷じんましんの症状が悪化するとどうなるのか

寒冷じんましんは症状が悪化するとどうなってしまうのでしょうか。

・急激な血圧低下

・意識障害→アナフィラキシーショックを引き起こす

・呼吸器官が腫れ上がり、命の危険にかかわることも

若い女性が冬に缶ジュースを一気に飲んだことで、のどに寒冷じんましんの症状がでることもあるそうです。

このように皮膚の表面だけでなく、体の中で寒冷じんましんが発症するとアナフィラキシーショックで呼吸困難になる場合もあり、命の危険にかかわることもあるので、あなどれません。

他に怖いのは中高年の方が寒冷じんましんを発症した場合、悪性リンパ腫やガンなどの大きな病気のシグナルである可能性があることです。

この寒冷じんましんは誰でも突然発症する可能性があります。都心でも外気温が3℃以下の時期が多いです。

・発症に男性、女性の差はない

・ストレスも寒冷じんましんの要因になる

・風邪が治った直後などに発症しやすい

寒冷じんましんは体内の抗体が変化して発症しやすくなります。体内の抗体が変化したということは、悪性リンパ腫やガンなどが体の中にできて、体内のタンパク質が変化したことが原因でじんましんの症状が出ていることもあるのです。

まとめ

何か悪い食べ物は食べていないのに、体中にかゆみがある湿疹が短い時間で広がった場合、いったん収まった場合でも、皮膚科の病院で診察してもらった方が良いです。

まだ腫れやかゆみがある場合は点滴で治療してもらえますし、抗ヒスタミン系ののみ薬が処方されると思います。

寒冷じんましんなどのアレルギー症状は体質改善やストレスをなくすなどの環境改善が伴わないとなかなか完治しません。

それでもじんましんが出そうだなと感じた時に飲み薬が常時あると安心です。

寒冷じんましんが出た場合はガンなどのリスクが大きい病気の前触れのことがあるので、不安に思ったら専門医に診てもらうようにしましょう。

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