アンデミルミルって知っていますか。奇妙な名前ですが、初心者でも簡単に帽子やマフラーが編める道具です。
女の子なら誰でもやったことのあるリリアン編みが大きくなった感じと考えるとわかりやすいでしょうか。
手芸店でアンデミルミルを見つけて、さっそく帽子を編んでみることにしました。
アンデミルミルってどんなもの?帽子なら毛糸はどれが良い?
うちの娘は小学4年生なのですが、今年から手芸クラブに入りました。私が少し編み物ができるので、かぎ針の鎖編みから教えたのですが、どうもうまくできずにイライラして、娘はかぎ針編みはあきらめてしまいました。
結局、大きめのリリアン編みの道具を手芸店で買ってやり、ぬいぐるみのマフラーや自分用のブレスレットを作って楽しんでいたようですが。
寒い時期になってきて手芸店をふと、のぞいたら、「アンデミルミルtop」という道具を見つけました。
大きな輪っかを作って、リリアン編みの要領で帽子やマフラーが簡単に編めるようです。値段も800円台、何度も使えるならそんなに高くないかなと思いました。
これなら、うちの娘も何か作れるかもしれないと思い、ひとつ試しに買ってみました。棒針編みは教えるのが難しいですが、これなら指でリリアン編みができそうです。
どうせ作るなら帽子が良いかなと思い、毛糸の種類を確認します。
超極太毛糸用 適正棒針15号~10mmの毛糸用
と、あります。お店の方に太さを確認して、青いグラデーションの毛糸、40gを3玉購入しました。
あとで調べたらアンデミルミルにもいろいろサイズがあるらしく、毛糸の種類はよく確認して買った方が良いです。
アンデミルミルで帽子を編む まずはパーツの組み立て
まずはアンデミルミルのパーツを全部並べてみます。8山が4枚、3山が2枚、2山が2枚、最高で42目で編めるようです。
全ての針山についているツメを外側に直角になるよう折り曲げます。プラスチック製で、けっこう堅いです。
今回は娘の帽子を作ろうと思うので、レディースサイズで40目つなげた輪をつくることにしました。8山が4枚、3山が2枚、2山が1枚で7つのパーツをつなげます。
かぎ状の突起部分をスリットに差し込んで組み立てます。かぎ状の突起が内側になるように組み立てましょう。はじめ、間違って外側に突起がでるよう適当につないでいたら、多角形のへんてこな形になってしまいました。
内側につなげば外れにくいし、きれいな円形になります。2山をひとつ残してアンデミルミルの40目の王冠ができました。
アンデミルミルの編み始め リリアンのように簡単!
スタート位置を決めて、糸はしをテープで止めます。15cmくらいは残した方がよいでしょう。スタート位置もはっきりわかるよう、シールなどを貼ると便利です。
毛糸を針山の外側、内側と交互にかけながら一周します。
2周目のスタート位置から編み始めます。針山の外側にかかる1周目の糸をひろい、2周目の糸の上にして、針山にかけて編みます。
2周目は同様に外側にかかっている全ての針山を編み進みます。
2周目が終わると全ての針山の外側に糸がかかりました。棒針編みで言う、つくり目の完成です。
表編み、いわゆるメリヤス編みは、かかっている糸の上に新しい糸を添えて、指でつまんでかけるだけです。
「リリアンと同じで簡単だね。私にもっとやらせて!」
娘は喜んで、ぐいぐい指をかけて編み始めました。
まとめ
靴下や、帽子を棒針で編む場合は、棒針を4本くらい組み合わせるか、専用の輪編みの棒で編むものと思い込んでいました。
この「アンデミルミル」なら初心者や子供でも簡単に編み物に取り組めますし、できあがりも早そうです。
娘と順番に編みながら、楽しく帽子作りができそうです。
その後の様子はこちらから
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