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蓄熱暖房機・・そのメリットとデメリットはどんなもの?

家づくり

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蓄熱暖房機って知っていますか?

蓄熱レンガを深夜電力を利用して電気ヒーターで加熱して温め、日中はレンガからじわーっと出てくる放射熱を利用した暖房機器です。

我が家は家を新築した際、オール電化にして暖房は蓄熱暖房機を選びました。

実際に使ってみての感想をお知らせしたいと思います。

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我が家がどうして蓄熱暖房機を設置することになったのか

初めて蓄熱暖房機を見たのは、初冬の完成住宅会のあるお宅のリビングでした。白い金属の1.5m×1mくらいの機械がリビングの壁面にでーんとおいてありました。

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「これが蓄熱暖房ですよ。夜間電力で石を温めて使うんです。」

大きさに圧倒されましたが、温風もほとんどでず、ほんのり暖かいのです。機械に直接触ってもほんのり暖かいだけで、子供にも安心です。

「暖かくていいですが、春になってもしまうことができません。深夜電力を利用しますが、かなり電気代もかかるし、エコではないです。」

主人と感心して聞いていましたが、その時はまだ暖房のことまで考えてはいませんでした。

家の設計がほぼ決まり、主人は床暖房をどうしようかと悩んでいたようでした。リビングはキッチンと一緒でしたが、椅子ではなく、床に座って低いテーブルでご飯を食べようと話し合っていました。

暖房はガスで不凍液をわかして温風が出るタイプが第1候補でした。それだとリビングは床暖房を入れた方が良いとすすめられていました。

主人は床に座りたいので、無垢材の気持ちの良いフローリングにしたかったのですが、無垢材は熱で反り返ってしまうので床暖房には向かなかったのです。

主婦の私がアレルギー性鼻炎もちということもあり、リビングはナラの無垢材のフローリング、暖房機器は強い温風の出ない蓄熱暖房を主人が選んでくれました。

蓄熱暖房のメリットとは・・とにかく暖かいです。

蓄熱暖房のいいところ・・・とにかく全館暖房のように暖かいです。うちはメインの寝室が1階にあり、お風呂や洗面所も一階、家の間取りの設計が決まってから、蓄熱暖房を決めたため、玄関に4kW の蓄熱暖房を入れました。

まず、冬に帰宅するとほっとしますね。来客のお客様も皆、びっくりします。玄関に蓄熱暖房機があるのはどうしても外気の出入りがあるため、ちょっと効率が悪いのですが。

操作や仕様も簡単です。前日に天気予報で翌日の気温を予想して、蓄熱量をボタン操作で設定するだけ。うちは午後10時~翌朝8時の深夜電力なのですが、寒い日は夜10時過ぎると緑のランプが点灯し、蓄熱を始めます。

普通、エアコンやファンヒーターなどの暖房はその部屋だけ効かすためドアを閉めて寝ますが、我が家は蓄熱暖房のため寝室やリビングのドアは開け放して寝ています。我が家はトイレなど一部の場所を除いてドアは引き戸にしてもらいました。

お風呂の脱衣所も引き戸で誰かが入っている時以外は開けてあります。冬でも脱衣所は暖かいです。

意外な効果は洗濯物がよく乾くことです。うちは、子供部屋と納戸がある2階にサンルーム(室内の洗濯干し場)を作ってもらいました。夏でもサンルームで洗濯物は干しています。2階にも蓄熱暖房が入れてあります。

だいたい11月半ばくらいから蓄熱暖房を稼働するのですが、11月初めは全部乾くのに2日くらいかかるのですが、蓄熱暖房を入れ始めると半日くらいでからっと乾きます。昔は大物シーツなどが冬場はなかなか乾かず、コインランドリーの乾燥機を週に一度くらい使っていたので、これにはびっくりしました。

炎が直接出ないので、火事の心配も少ないですし、エアコンやファンヒーターのような強い温風はなく、本当にじわーっと暖かい感じです。

蓄熱レンガを電熱器で温めるだけ・・・構造が簡単なので、壊れにくい、メンテナンスがあまり必要ないのもいいところです。

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蓄熱暖房のデメリット・・やはり電気料金は高いかな

蓄熱暖房は聞いてはいましたが、やはり深夜料金を使っても電気料金は高額です。夏、一番エアコンを使う時期も電気料金がかさみますが、真冬はその2倍以上は覚悟した方がいいです。

オール電化の機器でもエコキュートは電気温水機と比べれば、電気代がかからない技術があるので、まだいいのかなと思います。IHも電気は食いますが、ずーっと長時間使うモノではないですからね。

蓄熱暖房は構造がシンプルですが電気は大量に使う、エコではないシステムです。

あと、大きくて重くて春になってもしまうわけにはいきません。部屋を広く使いたい方にはジャマでしょう。

200ボルトの電源を使用することが多いですし、大きくて重いことから、後付けするのはかなり難しい暖房具です。新築やリフォームの時に設置する方が効率的です。

蓄熱暖房機の機械本体のお値段もそう安いわけではありません。1台だけリビングで使っている・・みたいなお宅は少ないかと思います。全館暖房のように使用するため部屋の大きさ、家族構成で数台入れるお宅もあるでしょう。2世帯住宅で、6台!蓄熱暖房機を入れているお宅も見たことがあります。

洗濯物は乾くのですが、かわりにかなり冬場は乾燥します。小さいお子さんなどがいる家庭は加湿器があった方がいいかもしれません。

まとめ

昔の我が家は築30年の日本家屋、すきま風もあり冬場は家の中なのに吐く息が白いような寒い家でした。暖房はガスのファンヒーターがメイン、夜中つけていても寒かったです。

それに比べたらなんという暖かさでしょう。洗濯物もよく乾くし、冬場は私の鼻炎もかなり改善しました。蓄熱暖房を選んでくれた主人に感謝しています。

しかし東北大震災以降、各電力会社は深夜電力も値上げして、電気料金は以前より増す一方です。経産省が特定の機器だけに割引してはいけないというお達しもあり、北海道電力、東北電力は深夜電力の夜間蓄熱式機器割引の新規適用は現在停止しています。

また、その辺のことも踏まえて蓄熱暖房機のことを考えていきたいと思っています。

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